【無料】YouTubeを広告なしで見る方法【VPN・Brave・Adblock】

YouTubeの動画を楽しんでいると、動画の冒頭や途中に流れる広告が煩わしいと感じることはありませんか？

実は、YouTubeを広告なしで視聴する方法は4つほどあります。

本記事では、YouTube Premiumなどの有料サービスから、無料で使える広告ブロックツールやブラウザ、スマホアプリまで、さまざまな手段を網羅的にご紹介します。

YouTube広告の種類と特徴

YouTubeの広告を消す方法をご紹介する前に、そもそも、YouTubeではどんな広告が流れているのか、おさらいしておきましょう。

ここでは、YouTubeでよく目にする代表的な広告の種類と、それぞれの特性を紹介します。

①：スキップ可能な動画広告

スキップ可能な動画広告は、YouTubeで最も一般的に表示される広告です。

動画の冒頭や途中、あるいは終了後に表示されます。

視聴を始めてから5秒が経過すると、画面右下に「広告をスキップ」ボタンが表示され、自由にスキップできます。

②：スキップ不可動画広告・バンパー広告

スキップ不可動画広告（約15秒～30秒）とバンパー広告（6秒）は、ユーザーがスキップできない短時間の広告です。

動画を視聴する前や途中で必ず最後まで見る必要があります。

③：ミッドロール広告

ミッドロール広告は、主に長時間の動画の途中（一般的には10分以上の動画）に挿入される広告です。

長時間のコンテンツを視聴する際には頻繁に登場します。

• 表示位置：動画の途中
• スキップの可否：広告によって異なる（スキップ可能と不可の両方あり）
• メリット：広告収益が高いため、動画投稿者には利点がある
• デメリット：動画視聴が中断され、ユーザーのストレスが非常に高くなる可能性がある

YouTubeを広告なしで視聴する方法

YouTubeの広告を完全に、または大幅に減らして視聴できる方法がいくつかあります。

ここでは、YouTube Premiumへの加入やブラウザの広告ブロック機能、拡張機能やスマホアプリを使った方法など、代表的なものを4つご紹介します。

①：YouTube Premiumに加入する

YouTube Premiumは、YouTube公式の有料サブスクリプションサービスです。

このプランを利用すると、広告を完全に非表示にできるだけでなく、動画のバックグラウンド再生やオフライン再生、YouTube Music Premiumの利用などの特典も付いてきます。

• 月額料金：1,280円（日本の場合）
• 主な特典：
  • 動画再生時の広告完全非表示
  • 動画のオフライン再生（ダウンロード）
  • バックグラウンド再生（他のアプリを開いても動画や音楽が再生可能）
  • YouTube Music Premiumの利用（広告なしの音楽ストリーミング）
• デメリット：毎月の費用がかかる

Premiumの月額料金が気になる場合、後述するVPNを活用した格安契約方法を検討してみてください。

②：広告ブロック付きブラウザを使う

広告ブロック機能を標準搭載したブラウザを使うことで、YouTubeの広告を手軽に非表示にできます。特に有名なブラウザは次のとおりです。

• Braveブラウザ：標準で広告ブロック機能が付属している無料ブラウザで、追加の設定なしで利用できます。
• DuckDuckGoブラウザ：プライバシー保護と広告ブロック機能に特化したブラウザ。

ブラウザの切り替えだけで広告が大幅に減少するため、手軽に導入できる方法のひとつです。

③：広告ブロックの拡張機能を使う（PC向け）

パソコンでYouTubeを視聴する場合は、ブラウザの拡張機能（アドオン）を使う方法も有効です。代表的な拡張機能としては、以下が挙げられます。

• AdBlock：世界的に有名な広告ブロックツールで、YouTubeの広告をほぼ完全に消去できます。
• uBlock Origin：軽量で動作が軽く、多くの広告を効果的にブロック可能。

これらの拡張機能をChromeやFirefoxにインストールすることで、無料で広告を非表示にできます。

④：広告ブロックアプリを活用する（スマホ向け）

スマートフォンでYouTubeを視聴する際には、広告ブロックアプリを使用する方法があります。SafariやChromeなどのブラウザを利用する場合、以下のようなアプリが有効です。

• AdLock：Safari向けに特化した広告ブロックアプリで、YouTubeの広告もブロック可能。
• AdGuard：幅広い広告ブロック機能を提供し、使いやすさと効果の高さが特徴です。

ただし、公式のYouTubeアプリ上での広告ブロックは難しく、ブラウザ経由の視聴時のみ効果を発揮します。

方法①：YouTube Premiumに加入する

YouTubeを公式かつ確実に広告なしで視聴する方法の1つ目は、YouTube Premiumへの加入です。

①：YouTube Premiumのメリットとデメリット

YouTube Premiumは月額料金を支払うことで、YouTubeの広告を完全に非表示にできる公式の有料サービスです。

ここでは、その主なメリットとデメリットを分かりやすく整理してご紹介します。

• メリット：
  • 動画視聴時の広告が完全に非表示になる。
  • バックグラウンド再生が可能になり、他のアプリを使いながらYouTubeの音声を楽しめる。
  • 動画のオフライン再生が可能になり、Wi-Fiがなくても視聴できる。
  • YouTube Music Premiumもセットになっており、音楽ストリーミングが広告なしで利用できる。
• デメリット：
  • 月額1,280円（日本の場合）の料金がかかり、無料ユーザーに比べてコストが発生する。
  • サービスを解約すると、広告が再表示されるようになる。

頻繁にYouTubeを利用する方には非常に快適なサービスですが、利用頻度が低い方にはコストが負担になるかもしれません。

②：動画広告だけを消せる「YouTube Premium Lite」プランの特徴

2025年2月、YouTubeは新たに動画広告だけを非表示にする、低価格プラン「YouTube Premium Lite」を発表しました。（出典：ブルームバーグ）

従来のPremiumプランよりも手頃な価格で、動画内広告の非表示のみを目的としているユーザーに最適なプランとなっています。

• 料金： 月額約7.99ドル（約800円前後）
• 利用可能な国（予定含む）： 米国、オーストラリア、ドイツ、タイ（日本での展開は現在未定）
• 機能：
  • 動画視聴時の広告のみ非表示
  • 非対応機能： バックグラウンド再生、オフライン再生、YouTube Music Premium

このプランは、広告だけを消したいが、Premiumのフル機能までは必要ないと感じるユーザーに最適です。

③：VPNを利用して安くYouTube Premiumを契約する方法

YouTube Premiumは、日本国内から通常の手続きで加入すると月額1,280円がかかりますが、VPNを利用して海外経由で契約することで、より安い価格で利用できます。

具体的には、海外のサーバーに接続してからYouTube Premiumに申し込むと、その国の料金が適用されます。

カザフスタン経由だと月額約810円前後で契約可能です。

詳細な手順や注意点は、以下の関連記事もご参照ください。

方法②：広告ブロック付きブラウザを使う

広告ブロック機能を標準で備えたブラウザを活用することで、YouTube上の多くの広告を簡単に取り除くことができます。

設定が容易で、追加の拡張機能を入れずに済む場合があるため、初心者にもおすすめの方法です。

①：Braveブラウザを利用する

Braveは、標準で強力な広告ブロック機能を搭載している無料ブラウザです。

通常のブラウザとは違い、余計な拡張機能を入れなくても多くの広告をカットできるのが大きな特徴です。

• メリット：
  • 初期設定のままで広告をほぼ非表示にできる。
  • プライバシー保護機能が充実し、追跡型広告もブロック。
  • 比較的動作が軽く、ページ読み込みが速い。
• デメリット：
  • ブラウザ自体を切り替える必要があり、慣れるまでに時間がかかる場合がある。
  • 特定の拡張機能やサービス（銀行系など）に未対応の可能性がある。

BraveはPC・スマホともに対応しているため、一度導入してしまえばマルチデバイスで広告ブロックの恩恵を受けられます。ブラウザ切り替えが苦にならない方にとっては、最も手軽な方法といえるでしょう。

②：その他の広告ブロック機能付きブラウザ

Brave以外にも、広告ブロック機能が標準装備されたブラウザはいくつか存在します。

代表的なブラウザとしては、DuckDuckGoやGhosteryなどが挙げられます。

• DuckDuckGoブラウザ：
  • プライバシー保護に特化し、検索エンジンとしても広告追跡を抑制。
  • 広告だけでなくトラッキングスクリプトもブロックするため、安全性が高い。

• Ghosteryブラウザ：
  • トラッカーの可視化・ブロックを得意とし、ユーザーの行動履歴を保護。
  • 広告だけでなく、Cookieなどの追跡技術も遮断。

いずれのブラウザも、YouTube上の広告をある程度ブロックすることが可能です。

方法③：広告ブロックの拡張機能を使う（PC向け）

パソコンのWebブラウザでYouTubeを視聴する場合、広告ブロックの拡張機能を導入することが効果的です。

ChromeやFirefox、Safariなどに対応する多数の拡張機能が公開されており、その多くは無料で利用できます。

①：おすすめ広告ブロック拡張機能

PCブラウザ向けの広告ブロック拡張機能には、さまざまな種類があります。

主なものとして以下が挙げられます。

• AdBlock：世界的に有名なツールで、操作がシンプル。YouTube広告の大部分をカット可能。
• Adblock Plus：歴史が長く、設定画面もわかりやすい。ある程度の“許容広告”を表示する設定も可能。
• uBlock Origin：動作が軽快で、より幅広い広告やトラッキングをブロックしやすい。

どの拡張機能も基本的に無料で使えます。

YouTube広告だけでなく、各種Webサイトの煩わしいバナー広告なども非表示にできる点が魅力です。

②：拡張機能の設定方法（Chrome、Safari）

ブラウザ別に拡張機能を導入する方法は異なります。

ここでは代表的なChromeとSafariの場合をご紹介します。

• Google Chromeの場合：
  • Chrome ウェブストアにアクセスし、導入したい拡張機能を検索。
  • 「Chromeに追加」ボタンをクリックし、インストールを完了させる。
  • ブラウザ再起動後、拡張機能のアイコンから詳細な設定が行える。
• Safariの場合：
  • MacのApp Storeで「Safari機能拡張」を検索。
  • 導入したい拡張機能を入手し、インストール後にSafariの「環境設定」→「機能拡張」から有効化する。
  • 追加設定が必要な場合は、機能拡張のオプションを開いて各種フィルタを選択。

ブラウザ拡張機能によっては、日本語への対応状況やサポート体制が異なります。

方法④：スマホアプリでYouTube広告をブロックする方法

スマートフォンやタブレットでYouTubeを視聴する場合、公式アプリを利用すると広告が表示されがちです。

ただし、広告ブロック対応のブラウザやアプリを使うことで、動画広告をほぼ表示させないようにすることが可能です。

①：AdLockの活用方法（Safari）

「AdLock」は、Safariなどのブラウザを通してYouTube広告をブロックできるアプリです。

iPhoneやiPadで手軽に使えるため、公式アプリの広告に悩んでいる方におすすめです。

• 導入手順：
  • App Storeで「AdLock」を検索・インストール。
  • iPhoneの「設定」→「Safari」→「コンテンツブロッカー」からAdLockを有効にする。
  • Safari経由でYouTubeにアクセスすることで広告がブロックされる。
• メリット：設定が簡単で、広告ブロックの精度が高い。
• デメリット：公式YouTubeアプリは対象外のため、Safari経由で視聴する必要がある。

動画以外にも、さまざまなWebページで表示される広告をまとめてブロックできる点も魅力です。

②：おすすめ広告ブロックアプリ

スマホ向けの広告ブロックアプリは多数存在しますが、以下のアプリが比較的人気です。

• AD Cleaner：スマートフォン全体の広告を包括的にブロックしやすい。設定画面が分かりやすく、直感的に使える。
• AdGuard：PCやスマホの複数環境に対応した強力な広告ブロックアプリ。細かいフィルタ設定が可能で、上級者にも人気。

いずれのアプリも、ブラウザからYouTubeを視聴する場合に広告ブロックが有効になります。

公式アプリそのものの広告はブロックできないため、ブラウザ経由の利用を習慣づけるとよいでしょう。

YouTubeアプリで広告を非表示にする方法はある？

多くのユーザーが利用している公式YouTubeアプリですが、広告をブロックする機能は用意されていません。

そこで、YouTubeアプリで広告を消す方法はあるのか、その疑問にお答えします。

①：YouTubeアプリで広告を消す唯一の方法

残念ながら、公式アプリで広告を一切表示しない形にするには、YouTube Premiumに加入する以外の選択肢はありません。

無料の広告ブロックアプリやブラウザ拡張機能などは、YouTubeアプリの広告に直接干渉できない仕組みになっています。

• 唯一の対処策：公式アプリでの広告非表示はYouTube Premium加入が必須。
• ブラウザ経由で視聴：広告ブロック機能付きブラウザなどを使えば、アプリを使わずに広告なし視聴が可能。

公式アプリに依存しない視聴スタイルを検討することで、広告をスキップできないストレスを軽減できます。

②：ブラウザ版YouTubeを快適に使うための工夫

スマホやタブレットで広告をできるだけ消したい場合は、ブラウザを使ってYouTubeを見るという選択肢があります。

いくつかの工夫をすることで、公式アプリに近い使いやすさを実現できます。

• ホーム画面にショートカットを作成する：SafariやChromeでYouTubeを開いた状態でショートカットを作れば、アプリ感覚で利用しやすくなります。
• ログイン状態を維持する：ブラウザ版でもGoogleアカウントにログインしておけば、登録チャンネルやお気に入りリストにいつでもアクセス可能です。
• バックグラウンド再生：一部ブラウザ（例：Brave）では音声再生中にホーム画面へ移動しても音声が途切れにくい場合があります。

ブラウザでの利用に慣れてしまえば、公式アプリの広告を見る必要がなくなるため、ストレスが大幅に軽減されるでしょう。

YouTube Premium Liteの紹介（新プラン）

2025年2月に新たに登場した「YouTube Premium Lite」は、動画広告だけを非表示にできる低価格プランとして注目を集めています。

従来のYouTube Premiumに比べて機能は限定的ですが、費用を抑えながら広告を消したい方にとって有力な選択肢です。

月額料金はおよそ7.99ドル（約800円前後）で、米国やオーストラリア、ドイツ、タイなどでの提供がアナウンスされています。

ただし、現時点では日本への正式な展開は決まっていません。

• 無効化できる広告：動画視聴時の広告のみ
• 利用できない機能：
  • YouTube Music Premium
  • バックグラウンド再生
  • オフライン再生
• 対象ユーザー：音楽再生やバックグラウンド再生にはこだわらず、とにかく動画内広告を省きたい人

上記の機能制限からも分かるとおり、「Premium Lite」は動画広告のオフだけに特化したプランです。

より多機能な視聴環境を求める場合は、従来のYouTube Premiumの検討がおすすめですが、コストを最小限に抑えたい方や“広告のみ”を消したい方にとっては魅力的なサービスと言えます。

広告ブロックの注意点・リスクについて

広告ブロックはYouTubeをより快適に視聴するうえで有効な手段ですが、利用上の注意点もいくつか存在します。

利用規約違反の可能性や、アカウントへの影響など、リスクを正しく理解したうえで導入を検討しましょう。

①：YouTube利用規約における広告ブロックの位置付け

YouTubeでは、広告による収益がプラットフォーム運営の大きな財源となっています。

そのため、広告ブロックの利用は規約違反とみなされる可能性があります。

• 公式見解：広告を除去する行為を想定しておらず、広告ブロッカーを使うことで機能の一部に制限がかかる恐れがある。
• 対応策：YouTube Premiumを利用することで、合法的かつ正規の手段で広告を消せる。

現状では、広告ブロッカーを使っているからといってすぐにアカウント停止になるという報告は多くありません。しかし、YouTubeが対策を強化しているとも言われており、今後さらに厳格化される可能性がある点に注意が必要です。

②：広告ブロックで考えられるリスク

広告ブロックツールを利用すること自体は法的に禁止されていませんが、いくつかのリスクを伴います。

特に以下のポイントに注意しましょう。

• アカウント停止のリスク：規約改定や対策強化により、将来的にペナルティが科される可能性もゼロではありません。
• 一部サイトの機能制限：広告ブロックを検知すると、コンテンツを表示してくれないサイトやサービスも存在します。
• マルウェアや偽アプリの危険：信頼性の低いブロックソフトやアプリを導入すると、ウイルス感染や個人情報の漏洩に繋がるおそれがあります。

広告ブロックを導入する場合は、公式サイトや信頼できるストアからダウンロードするのが安全です。

また、導入後も定期的にアップデートを行い、最新のセキュリティを保つよう心がけてください。

まとめ：YouTubeを広告なしで視聴しよう！

ここまで紹介してきた方法をまとめた比較表をご用意しました。

自身の利用シーンや好みに合わせて最適な方法を選んでみてください。

方法	費用	デバイス	メリット	デメリット
YouTube Premium	月額1,280円	全デバイス	公式サービスで安心 バックグラウンド再生やオフライン再生にも対応	毎月のコストが高め
YouTube Premium Lite	月額7.99ドル (約800円前後)	一部地域のみ	動画広告のみ削除 通常Premiumより安価	バックグラウンド再生や音楽は対象外 日本での提供は未定
広告ブロック付きブラウザ	無料	PC/スマホ	追加インストール不要で広告ブロック 導入が簡単	ブラウザを切り替える必要がある 100%ブロックできない場合も
ブラウザ拡張機能 (PC向け)	無料	PC	YouTube広告以外もまとめてブロック 複数の拡張機能から選べる	スマホや公式アプリには適用不可 拡張機能の管理や更新が必要
広告ブロックアプリ (スマホ向け)	無料/有料	スマホ/タブレット	公式アプリ以外で広告を軽減できる ブラウジング全体の広告もブロック	公式YouTubeアプリには効果がない 機種やOSのバージョンによっては不安定

広告ブロックを導入すれば、YouTubeの視聴ストレスは確実に軽減できます。

ただし、YouTube Premiumのように公式が想定した方法以外では、利用規約や各種ツールの対応状況に注意する必要があります。

自分の利用目的や予算、リスク許容度を考慮しつつ、最適な方法を選択してみてください。