個人でVPNを使うメリットって何なの?
そもそも、VPNって必要なの?
こんなお悩みを解消します。
これまで20以上のVPNを利用してきたTsuzukiです。
本記事では、「個人がVPNを使うメリット&デメリット」と「そもそもVPNを使う必要はあるのか?」について解説していきます。
結論、以下のタイミングではVPN利用が必要です。
- フリーWi-Fiを使って仕事をするとき→セキュリティを強化できます
- 海外から、日本の動画配信を見るとき→海外から日本の動画を見れます
- 日本から、海外の動画配信を見るとき→日本から海外の動画を見れます
- 航空券やホテルをお得に買いたいとき→安い国から予約できます
- サブスク料金を節約したいとき→安い国から契約できます
そもそも、VPN(仮想専用線)とは、ネット通信を暗号化してセキュリティを高めてくれるものです。
海外に設置してあるVPNサーバーに接続することで、IPアドレス(ネット上の住所)を変更できます。
IPアドレスを変更することで、上記のようなメリットを得られるのです。
ここだけ聞くと「なんだかVPNって怪しそう」と思うはずなので、VPNの仕組みから順番に解説していきますね。
個人向けのおすすめVPNもピックアップしているので、チェックしてみるだよ!
VPNとは?仕組みをわかりやすく解説!
VPNとは、Virtual Private Networkの略で、日本語に直訳すると「仮想専用ネットワーク」もしくは「仮想専用線」です。
VPNを使わずにフリーWIFIに接続していると、悪質なハッカーによって、パスワードやクレジットカード情報などを盗まれてしまう可能性があります。
専用のVPNサーバーを介してネット接続することで、通信を暗号化してセキュリティが強化されるのです。
インターネット上で個人情報が盗まれてしまっても、物を盗まれた時みたいにすぐに気がつけないのが怖いところだよ!
①VPNの仕組み
VPNの仕組みは、下記4つで成り立っています。
- 認証
- 暗号化
- カプセル化
- トンネリング
それぞれ、わかりやすく解説しますね。
1. 認証
認証とは、送信者/受信者のそれぞれが認証されたユーザーか確認するプロセスのことです。
これにより、不正アクセスを防ぎ、ネットワークの安全を守ります。
例えば、学校の図書館で本を借りる時、図書カードを見せるのと同じです。
図書カードを提示することで、あなたが本を借りる権限を持っていることを、図書館の受付の人が理解できますよね。
2. 暗号化
暗号化とは、データを無意味な文字列に変換して、他人に読まれないようにする技術です。
暗号化することで、インターネット上で送信される情報が、もし途中で誰かに盗まれても、内容を理解されないようにしてくれます。
例えば、日記を秘密の暗号で書くようなものです。他の誰かに日記を読まれても、暗号がわからない人にはチンプンカンプンですよね。
今回おすすめするVPNは、アメリカ軍が認めた「AES-256」という暗号化アルゴリズムを採用しており、原理的には誰も読み解くことができません。
つまり、めちゃくちゃ安全ということです。
暗号化によって、プライバシーの保護とデータの安全が確保されます。
3. カプセル化
カプセル化とは、データを特別なパケットで包み込んで保護することです。
カプセル化したデータは専用の鍵がないと開けられないので、第三者がこのカプセルを手にしても中身を見ることはできません。
例えば、大切なプレゼントを包装紙で包むように、データを保護する層で覆います。この包装紙が、絶対に破れない素材でできているイメージです。
カプセル化によって、データが途中で改ざんされたり、不正にアクセスされたりするのを防ぎます。
4. トンネリング
トンネリングとは、カプセル化されたデータの通り道をトンネルのように張り巡らせることです。
この安全なトンネルを使うことで、データが外部から見られることなく、安全に目的地まで届けられます。
トンネリングのおかげで、通信の安全性が大きく向上します。
②VPNの種類
VPNは大きく分けると「インターネットVPN」と「IP-VPN」に分けられます。
- インターネットVPN
- IP-VPN
それぞれどのような特徴があるのか見てみましょう。
1. インターネットVPN
インターネットVPNは、インターネット回線を用いて通信を行うVPNを指します。
拠点となるポイントにVPNルータを設置して、インターネット上に擬似的な専用回線を作るような仕組みです。
通信内容は、認証、暗号化、トンネリング、カプセル化の技術で守られます。
すでにあるインターネット回線を使うので、接続が速く安価で使えるサービスが多いのが特徴です。
先ほど紹介したおすすめVPN3つも、この「インターネットVPN」だよ!
2. IP-VPN
IP-VPN(IP Virtual Private Network)は閉域VPNとも呼ばれます。
通信事業者(プロバイダーや電話会社)のIP網を利用して通信を行うVPNです。
閉ざされたネットワーク上の通信となるのでセキュリティが高く、ネット環境に依存せず安定した接続が保たれます。
しかしその分、導入コストはインターネットVPNに比べて高めです。
そのため、個人で利用する場合、基本的にインターネットVPNを使うことになります。
より「専用線」に近いVPNだと言えるだよ!
③VPNでできること
VPNに接続すると、こんなことができます。
- セキュリティ強化
- 匿名性の確保
- IPアドレス変更
- 海外の動画視聴
それぞれ解説していきます。
1. セキュリティ強化
VPNに接続することによって、ログインIDやパスワードなどの大切な個人情報が暗号化されます。
悪意のある第三者からのハッキングを防げるので安全です。フリーWi-Fiに繋いでSNSを見たり、ネットショッピングしたいときも安心してアクセスできます。
2. 匿名性の確保
「ノーログポリシー」のあるVPNは、ネット上のログ(履歴)が記録されません。
アクセス情報などのログが残らないので、匿名性が保ちながらインターネットを利用できます。
3. IPアドレス変更
IPアドレスとは、ネット接続する時に割り当てられる番号で、デバイスごとに異なります。
IPアドレスを変更すると地域制限がかかっているサービスにもアクセスできるようになります。
例えば、韓国の動画配信サービスでドラマを見たり、日本のネトフリでは見られないジブリ作品を見たりすることも可能です。
逆に、海外出張や海外旅行のときも、日本の動画を見るために使えます。
④VPNの利用シーン
VPNの利用シーンは下記のような感じです。
- フリーWi-Fiを使って仕事をするとき→セキュリティを強化できます
- 社外から社内ネットへアクセスするとき→セキュリティを強化できます
- 海外から、日本の動画配信を見るとき→海外から日本の動画を見れます
- 日本から、海外の動画配信を見るとき→日本から海外の動画を見れます
- 航空券やホテルをお得に買いたいとき→安い国から予約できます
- サブスク料金を節約したいとき→安い国から契約できます
公共のWi-Fiを使うことが多いノマドワーカーやリモートワーカーには、特にVPNの導入をおすすめするだよ!
個人でVPNを使うメリット・デメリット
VPNは個人で使ってもあまり意味がないと思っている方もいるかもしれません。
フリーWi-Fiを使う時にハッキングを防いでくれたり、サブスク代を節約できたり、個人でVPNを使うメリットがたくさんあります。
正しいサービスを選ばないと逆に情報漏洩の危険があったり、通信速度が遅くなったりと、デメリットがあるのも事実です。
本記事では、その辺も踏まえつつしっかり解説していきます。
VPNを使うメリットとデメリットはこちらです。
メリット | デメリット |
---|---|
暗号化によるセキュリティ強化 海外のコンテンツが利用できる サブスクコンテンツが安くなる 航空券やホテルをお得に買える | 契約コストがかかる 通信速度が遅くなる プライバシーの問題 |
それぞれ、詳しくご紹介していきます。
メリット①:暗号化によるセキュリティ強化
1つ目のメリットは、「個人情報の暗号化(匿名化)」です。
カフェや空港などで公共のフリーWi-Fiを使うときは個人情報の漏洩が気になりますが、VPNを使えば自分の位置情報やウェブサイトのアクセス履歴などを匿名化して守ってくれます。
メリット②:海外のコンテンツが利用できる
VPNを使用すると、自分の位置情報を自由に操作することができます。
例えば、日本にいながら自分の位置情報をアメリカや韓国など海外に変更可能です。
そのため、日本からアクセスできない現地のコンテンツを視聴したいときにも、VPNを使えばアクセス制限を突破できます。
詳しくは下記でまとめました。
メリット③:サブスク料金が安くなる
VPNで物価の安い国に接続することにより、音楽配信サービスなどのサブスク代を節約できるようになります。
例えば、ウクライナのサーバーに接続すれば、通常は月1,180円のYoutubeプレミアムが、月390円ほどで使えるようになりお得です。
その他、VPNで安くなるサブスクについては下記でまとめました。
メリット④:航空券やホテルをお得に買える
上記の裏技を使うと、サブスク代だけでなく海外旅行のホテル代や航空券も安く購入可能です。
通貨の安い国のサーバーに接続してから予約すると、日本からアクセスするよりもホテル代や航空チケットが安価になります。
デメリット①:契約コストがかかる
VPNを使うときは必然的に契約コストがかかります。
無料のサービスもあるのですが、無料のVPNはセキュリティ面で脆弱性が高くて使いものにならないからですね。
とはいえ、年間プランなどをうまく利用すると月500円ほどで済むことも多いです。
有料VPNには30日間の返金保がついていたりするので、合わなかったら返金すればOKなのだよ!
デメリット②:通信速度が遅くなる
VPNに接続すると、デバイスの通信速度が遅くなることがあります。
オンライン会議をしたり実況配信をみたり、通信が重くなりがちなサービスを使うときは速度の早いVPNを選ばないと快適に使えないかもしれません。
この問題は、通信速度の早い有料のVPNを選んだらいいでしょう。
デメリット③:プライバシーの問題
セキュリティが高く信頼できるVPNサービスを選ばないと、うまく情報が暗号化されない場合もあります。
きちんとしたサービスを選ばないと、逆に個人情報を危険に晒すリスクがあるのも事実です。
この問題は、セキュリティの高い有料のVPNを選べば解決します。
個人利用におすすめのVPN3選
ここまでご紹介してきたVPNのメリット・デメリットを踏まえて、
個人利用におすすめのVPNを3つご紹介します。
- NordVPN:高性能、コスパ◎、動画視聴に強い最強VPN
- ExpressVPN:通信スピードと安定性に定評ある高速VPN
- MillenVPN:日本製、日本語でのサポートに強いVPN
1つずつVPNの内容や料金を解説していきます。
①NordVPN
サービス名 | NordVPN |
---|---|
運営会社 | Tefincom S.A. |
料金 | 1ヶ月プラン:2,070円/月 1年間プラン:730円/月 2年間プラン:480円/月 |
サーバー数 | 6,600台(111カ国) |
セキュリティ | ◎(AES-256) |
プライバシー | ◎(ノーログ) |
通信スピード | 超高速 |
対応デバイス | Windows/Android/Mac/iPhone/Linux/Edge/FireTV/Chrome/プレステ/ルーター他 |
同時接続台数 | 6台 |
返金保証 | 30日間返金保証 |
公式サイト | NordVPN公式サイト |
1番おすすめのVPNは、NordVPNです。
韓国にもサーバーがあり、動画もサクサク視聴できます。
料金も月510円から利用できて、非常に良心的です。
海外VPNの中でも、唯一日本支社を持つVPNです。
24時間365日サポートを受けつけているので、安心して使えます。
長期契約をするとお得に使えるので、「1年プラン」か「2年プラン」がおすすめです。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
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※30日間の返金保証あり
※2年プランは+3ヶ月無料
NordVPNの評判や口コミについては、下記の記事でまとめています。
②ExpressVPN
サービス名 | ExpressVPN |
---|---|
運営会社 | Express VPN International Ltd. |
料金 | 1ヶ月プラン:1,927円/月 6ヶ月プラン:1,486円/月 1年間プラン:992円/月 |
サーバー数 | 3,000(105ヵ国)以上 |
セキュリティ | 世界最高(AES-256) |
プライバシー | ◎(ノーログ) |
通信スピード | 超高速 |
対応デバイス | iPhone/iPad/Android/Windows/mac/LINUX/ルーター/スマートテレビ/ゲーム端末 |
同時接続台数 | 5台 |
返金保証 | 30日間返金保証 |
公式サイト | ExpressVPN公式HP |
2番目におすすめのVPNは、ExpressVPNです。
通信スピードの速さと安定性に定評があります。
他のVPNと比べて少し料金は高めですが、サクサクな高速通信が手に入ります。
「1ヶ月プラン」と「12ヶ月プラン」だと料金に2倍近い差があるので、「12ヶ月プラン」を選んでおいた方が圧倒的にお得です。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
\ 12ヶ月プランなら+3ヶ月無料/
※30日間の返金保証あり
※超高速で使えるVPNサービス
ExpressVPNの評判や口コミについては、下記の記事でまとめています。
③MillenVPN
サービス名 | MillenVPN |
---|---|
運営会社 | アズポケット株式会社 |
料金 | 1ヶ月プラン:1,738円/月 1年間プラン:594円/月 2年間プラン:396円/月 |
サーバー数 | 1,300台(72カ国) |
セキュリティ | 世界最高(AES-256) |
プライバシー | ◎(ノーログ) |
通信スピード | 高速 |
対応デバイス | Windows/Mac/Android /iOS |
同時接続台数 | 10台まで |
返金保証 | 30日間返金保証 |
公式サイト | MillenVPN公式サイト |
3番目におすすめのVPNは、MillenVPNです。
日本の法律に即して運営されていて、サポートなどもすべて日本語で受けられるので、日本人にはとても使いやすく安心なVPNになります。
日本のVPNを使いたいという方におすすめです。
国産VPNなのに価格は月396円〜と非常に低価格なので、お財布にも優しいです。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
\最大62%OFFキャンペーン中/
※30日間返金保証あり
※国産No.1VPNサービス
MillenVPNの評判や口コミについては、下記の記事でまとめています。
VPNはこんな人におすすめ
以下の条件に当てはまるものが多い人ほど、VPNを使うメリットが大きいのでぜひ導入をおすすめします。
- フリーWi-Fiをよく使う人
- 海外に住んでいる人、旅行者
- 海外限定の動画サービスを見たい人
- サブスクを安く利用したい人
- ホテルや航空券をお得に予約したい人
①フリーWi-Fiをよく使う人
公共のWi-Fiはハッキングに遭うリスクも多く、データの送受信やログイン情報・クレジットカード情報を扱うのは危険です。
そんなときもVPNを介してインターネットを使えば、情報を暗号化して守ることができます。
②海外に住んでいる人、旅行者
日本の一部の動画コンテンツ・ウェブサイトは地域制限がかかっているため海外からは見られません。
そのため、海外に住んでいて日本のコンテンツを楽しみたい場合は、VPNに接続する必要があります。
③海外限定の動画サービスを見たい人
上記とは逆で、日本から海外のコンテンツを楽しみたい場合にもVPNが使えます。
Netflixなどの地域によって配信コンテンツが変わる動画サイトは、VPNを使うと見られる動画の種類が格段に上がるのでおすすめです。
例えば、日本のネトフリでは見られないジブリ作品が海外のVPNにつなぐと日本からも見られるようになるだよ!
④サブスクを安く利用したい人
VPNで通貨の安い国に接続してからサブスクサービスを利用すると、日本よりもかなり安価になります。
一例を挙げると、YouTubeプレミアムは月390円、Apple Musicは月200円で利用可能です。
登録も意外と簡単にできるだよ!
⑤ホテルや航空券をお得に予約したい人
サブスク料金だけでなく、海外旅行のホテル代や航空券代もVPNを使うとお得になる場合があります。
方法は下記の3ステップで完了です。
- VPNサービスを契約する
- VPNで通貨の安い国に接続する
- 予約サイトで航空券/ホテルを予約する
安い国はサイトやタイミングによって変わるので毎回自分で探す手間はかかります。迷ったら「トルコ」から接続してみましょう。
しかし日本のサイトよりも安い価格や、地域限定のセールが見つかる場合もあるので試す価値はあるでしょう。
VPNを使って航空券を買うことは
違法ではないから安心するだよ!
お得に海外旅行をするときにおすすめのVPNサービスは「NordVPN」です。
今なら最大69%OFFで契約できて、30日間の返金保証もあるので試してみてください。
\最大74%OFFキャンペーン中!/
※30日間の返金保証あり
※2年プランは+3ヶ月無料
まとめ:VPNは必要なタイミングで使おう!
今回はVPNのメリット・デメリットを解説してきました。
まとめると下記のような感じです。
メリット | デメリット |
---|---|
暗号化によるセキュリティ強化 海外のコンテンツが利用できる サブスクコンテンツが安くなる 航空券やホテルをお得に買える | 契約コストがかかる 通信速度が遅くなる プライバシーの問題 |
VPNは必要なタイミングに応じて利用しましょう。
こんなタイミングだとドンピシャで使えます。
- フリーWi-Fiを使って仕事をするとき→セキュリティを強化できます
- 海外から、日本の動画配信を見るとき→海外から日本の動画を見れます
- 日本から、海外の動画配信を見るとき→日本から海外の動画を見れます
- 航空券やホテルをお得に買いたいとき→安い国から予約できます
- サブスク料金を節約したいとき→安い国から契約できます
社内でVPNを利用している方は多いかもしれませんが、個人利用でもVPNは活用できます。
海外から動画配信サービスを見たり、お得にサブスクを契約するのにも使えます。
おすすめのVPNは下記です。
- NordVPN:高性能、コスパ◎、動画視聴に強い最強VPN
- ExpressVPN:通信スピードと安定性に定評ある高速VPN
- MillenVPN:日本製、日本語でのサポートに強いVPN