「このゲーム、海外では販売されているのに日本では買えない…」そんな経験はありませんか?
これは、いわゆる「おま国(おまくに)」と呼ばれる現象です。
おま国とは、「お前の国では売ってやらない」の略語で、特定の国や地域でゲームやコンテンツが購入できない状況を指します。
特に、Steamなどのデジタルゲーム販売プラットフォームでは、おま国によって欲しいゲームが購入できなかったり、DLCが制限されていたりすることがあります。
しかし、適切な方法を使えば、おま国を回避してゲームを入手することも可能です。
本記事では、おま国が発生する理由や回避する方法、VPNを活用する際のメリット・デメリットについて詳しく解説します。

Steamでおま国を回避するのにおすすめのVPNも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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オンラインゲームにおすすめのVPNは、下記記事でも解説しています。


おま国(おまくに)とは?


「おま国」とは、「お前の国では売ってやらない」という意味の俗語で、特定の国や地域でゲームやコンテンツが購入できない現象を指します。
これは主にデジタル配信プラットフォームで見られ、Steamなどのオンラインストアで「この商品はお住まいの地域では購入できません」と表示されることが典型的な例です。
「おま国」という言葉の由来は、日本のゲーマーたちの間で自然発生的に生まれたスラングです。
英語では「Geo-blocking(ジオブロッキング)」と呼ばれることが多く、地域ごとに販売や配信が制限される仕組みを指します。
具体的には、以下のようなケースが「おま国」に該当します。
- 海外では販売されているゲームが、日本では購入できない
- 特定のDLC(ダウンロードコンテンツ)やMODが、日本のストアでのみ非対応
- 価格差の関係で、日本からの購入が制限されている
このような状況は、日本だけでなく世界各国で発生しています。
しかし、特に日本では「おま国」問題が多くのゲーマーにとって悩みの種となっています。



では、なぜ「おま国」が発生するのか?次の章で詳しく解説していきます。
おま国が発生する3つの理由


「おま国」は、なぜ発生するのでしょうか?
主に以下の3つの理由が関係しています。
- MODやチート対策:ゲームメーカーが改造や不正行為を防ぐために、特定地域での販売を制限する
- ローカライズ契約や販売権の問題:企業間の契約により、日本では販売できないゲームがある
- コンソール機での独占販売:日本の市場特性により、PC版が販売されず家庭用ゲーム機のみになる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①:MODやチート対策
PCゲームでは、MOD(改造データ)やチートツールが多く存在します。
メーカー側は、不正行為を防ぐために特定の国で販売を制限することがあります。
特に、オンラインゲームでは、チート行為が横行するとゲームバランスが崩れ、健全なプレイ環境が損なわれます。
例えば、中国やロシアなどではチートツールの開発が活発であるため、一部のゲームが販売禁止になったことがあります。
また、逆にチート対策が厳しい国ではMODの使用が問題視され、おま国対象になることもあります。
②:ローカライズ契約や販売権の問題
ゲームの販売には、ローカライズ(翻訳・文化適応)や流通の契約が絡んできます。
例えば、海外のゲーム会社が日本の企業と契約を結び、日本向けの販売権を取得した場合、その契約がある限り他のルートで販売することができません。
このため、海外では販売されているゲームが、日本ではローカライズされていないため販売されない、あるいは別の販売元からのみ提供されるというケースが発生します。
特に日本では、CERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)の審査が必要となるため、審査費用や規制の関係で販売が見送られることもあります。
③:コンソール機での独占販売
日本では、PCゲームよりもコンソール(家庭用ゲーム機)が主流です。
そのため、ゲームメーカーがPC版を発売せず、PlayStationやNintendo Switchといったプラットフォームに独占提供するケースがあります。
例えば、「モンスターハンター」シリーズは長らく家庭用ゲーム機向けに開発されてきましたが、海外市場ではPC版も販売されるようになりました。
それでも、日本ではコンソール版の人気が高いため、PC版が後回しにされることが多いのです。



このように、各ゲームメーカーの戦略や市場の違いによって「おま国」が発生するのです。
おま国を回避する2つの方法


「おま国」によってゲームが購入できない場合でも、いくつかの方法で回避することが可能です。
主な方法として、以下の2つがあります。
- 正規販売店でシリアルキーを購入する:Steam以外の公式販売サイトや正規キー販売サイトを利用する
- VPNを活用して海外アカウントを作る:VPNを利用し、海外サーバー経由でアカウントを作成する
それぞれの方法について詳しく解説します。
①:正規販売店でシリアルキーを購入する
おま国の影響を受けるゲームでも、Steamキーを販売している正規の販売サイトを利用すれば、購入できる場合があります。
例えば、以下のような販売サイトが存在します。
- Green Man Gaming(GMG)
- Humble Bundle
- Fanatical
- Gamesplanet
これらのサイトでは、公式に認可されたSteamキーを販売しており、適用されるリージョン(利用可能な地域)が明記されています。
購入前に、日本から有効化できるか確認することが重要です。
ただし、非正規のキー販売サイト(いわゆる「グレーキー」販売サイト)には注意が必要です。
②:VPNを活用して海外アカウントを作る
VPNを利用すると、自分のIPアドレスを海外のものに変更できるため、地域制限を回避してゲームを購入できる場合があります。
例えば、Steamのストアが日本で制限されている場合でも、VPNでアメリカやカナダのサーバーを経由すれば、そちらの地域向けのストアにアクセスできます。
VPNを利用した方法には以下のようなメリットがあります。
- 日本では販売されていないゲームを購入できる
- 海外限定の割引価格でゲームを購入できる可能性がある
しかし、Steamの規約ではVPNを使った地域偽装が禁止されています。
万が一、VPNの使用が発覚すると、アカウントが一時停止されたり、購入したゲームが無効化されたりする可能性があります。



そのため、この方法を利用する際は十分に注意し、リスクを理解した上で自己責任で行う必要があります。
VPNでおま国を回避するメリットと注意点


VPNを利用すれば、おま国による制限を回避できる場合がありますが、メリットだけでなく注意点もあります。
ここでは、VPNを活用することのメリットとデメリット、さらに注意すべきポイントを解説します。
①:VPNでおま国を回避するメリット
VPNを利用することで、以下のようなメリットがあります。
- 海外限定タイトルや地域制限ゲームを購入・プレイできる
日本では販売されていないゲームを入手可能 - IPアドレスを変更できるため、プライバシー保護やセキュリティ強化につながる
ネット上での個人情報の漏洩を防げる - 特定の国限定のセールを利用できる
地域によって価格差があるゲームをお得に購入できる可能性
VPNを活用すれば、日本では手に入らないゲームをプレイできるだけでなく、プライバシー保護の観点からも有効な手段となります。
②:VPNでおま国を回避するデメリット
一方で、VPNを利用することには以下のようなデメリットもあります。
- 追加費用がかかる
有料VPNを利用する場合、月額・年額の料金が発生する - 通信速度の低下や遅延が発生する可能性
VPNサーバーを経由するため、通常よりも速度が落ちる場合がある - VPNの利用が規約違反となることがある
Steamでは地域偽装目的のVPN利用を禁止しており、違反するとアカウント停止のリスクがある
特に、VPNの利用によるアカウント停止リスクには注意が必要です。
Steamの規約では、地域制限を回避する目的でのVPN使用を明確に禁止しています。
③:VPNでおま国を回避する時の注意点
VPNを使用する際には、以下の点に気をつけましょう。
- SteamではVPNを使った地域偽装が禁止されている
違反が発覚するとアカウント停止や購入ゲームの無効化の可能性がある - 信頼できるVPNサービスを利用する
無料VPNは通信速度が遅いだけでなく、個人情報の漏洩リスクがあるため注意が必要 - 頻繁なIPアドレスの変更を避ける
短期間で異なる国のIPを利用すると、不正アクセスとみなされる可能性がある
VPNを利用する際は、これらのリスクを理解した上で、慎重に行動することが重要です。
Steamでおま国を回避できるおすすめVPN4選


おま国を回避するためには、信頼できるVPNサービスを選ぶことが重要です。
ここでは、Steamの地域制限回避に適したおすすめのVPNを4つ紹介します。
それぞれ、VPNの特徴について解説していきます。
①:MillenVPN


サービス名 | MillenVPN |
---|---|
運営会社 | アズポケット株式会社 |
料金 | 1ヶ月プラン:1,738円/月 1年間プラン:594円/月 2年間プラン:396円/月 |
サーバー数 | 2,000台(106カ国) |
セキュリティ | 世界最高(AES-256) |
プライバシー | ◎(ノーログ) |
通信スピード | 高速 |
対応デバイス | Windows/Mac/Android /iOS/FireTV/Fireタブレット |
同時接続台数 | 無制限 |
返金保証 | 30日間返金保証 |
公式サイト | MillenVPN公式サイト |
1番目におすすめのVPNは、MillenVPNです。
日本の法律に即して運営されていて、サポートなどもすべて日本語で受けられるので、日本人にはとても使いやすく安心なVPNになります。
アメリカにもVPNサーバーがあり、Steamのおま国を回避可能です。


国産VPNなのに価格は月396円〜と非常に低価格なので、お財布にも優しいです。



他のVPNよりも料金が安く、日本企業が運営しているVPNなので、初心者でも安心して使えます。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
\30日間の返金保証あり/
※月396円から使える国内No.1VPN
※同時接続台数、データ通信無制限
②:ExpressVPN


サービス名 | ExpressVPN |
---|---|
運営会社 | Express VPN International Ltd. |
料金 | 1ヶ月プラン:2,040円/月 12ヶ月プラン:1,051円/月 2年間プラン:786円/月 |
サーバー数 | 3,000(105ヵ国)以上 |
セキュリティ | 世界最高(AES-256) |
プライバシー | ◎(ノーログ) |
通信スピード | 超高速 |
対応デバイス | iPhone/iPad/Android/Windows/mac/LINUX/ルーター/スマートテレビ/ゲーム端末 |
同時接続台数 | 8台 |
返金保証 | 30日間返金保証 |
公式サイト | ExpressVPN公式HP |
2番目におすすめのVPNは、ExpressVPNです。
通信スピードが一番速いVPNになります。
お値段は少し高めに設定されていますが、その分だけスピードには定評があります。
2年プランだと、かなり料金がお得になるのでおすすめです。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
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※2年プランなら+4ヶ月無料
※30日間の返金保証あり
③:NordVPN


NordVPNは、全世界1,500万ユーザー以上が使っている業界No.1の大手VPNです。
日本支社を持つVPNで、24時間365日サポートを受けつけています。
長期契約をするとお得に使えるので、「1年プラン」か「2年プラン」がおすすめです。
30日間の返金保証もあるので、まずは試してみましょう。
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※全世界1,500万ユーザーの業界No.1
※30日間の返金保証あり
④:Surfshark


サービス名 | Surfshark |
---|---|
運営会社 | Surfshark B.V. |
料金 | 1ヶ月プラン:2,238円/月 1年間プラン:428円/月 2年間プラン:288円/月 |
サーバー数 | 3,200台以上(100ヵ国) |
セキュリティ | 世界最高(AES-256) |
プライバシー | ◎(ノーログ) |
通信スピード | 高速 |
対応デバイス | iPhone/iPad/Android/Windows/mac/LINUX/ルーター/スマートテレビ/ゲーム端末 |
同時接続台数 | 無制限 |
返金保証 | 30日間返金保証 |
公式ウェブサイト | Surfshark公式サイト |
Surfshark VPNは、オランダに本拠地を置くVPNです。
同時接続台数が無制限、通信スピードも速く、月288円から使える格安VPNになります。
Surfsharkは、ズバ抜けた強みはありませんが、同時接続無制限で長期契約なら月288円から使える、コストパフォーマンスの高さが特徴です。
コスパよくVPNを使いたい人におすすめです。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
\同時接続台数「無制限」のVPN/
※2年プランは87%OFF+4ヶ月無料
※30日間返金保証あり
ここまでおすすめのVPNを解説してきました。
よくある質問:無料VPNじゃダメなの?
VPNの中には、無料のものもありますが、全くおすすめできません。
なぜなら、そもそもSteamのジオブロックを突破できなかったり、通信速度が遅かったりするからです。
個人情報や閲覧履歴、クレジットカード情報などを第三者に売られてしまったり、マルウェア攻撃を受けたりする可能性もあります。



多少のコストはかかっても、信頼できる有料VPNを使いましょう。
失った個人情報やお金は返ってきません。
VPNでおま国を回避する時の注意点


VPNを利用すれば、おま国の制限を回避できる可能性がありますが、使用方法を誤るとリスクを伴います。安全に利用するために、以下のポイントに注意しましょう。
①:ログイン中のサーバー切り替えは避ける
VPNを使用中に、ゲームプラットフォーム(Steamなど)にログインしたままVPNのサーバーを変更すると、不審なアクセスとみなされる可能性があります。
特に、短時間で異なる国のIPアドレスに切り替わると、アカウントがロックされるリスクがあるため、VPNを変更する際は必ずログアウトしてから行うようにしましょう。
②:複数地域からの頻繁なアクセスは不正利用とみなされる可能性
Steamや他のプラットフォームでは、短期間に異なる国からのアクセスが繰り返されると、不正なアカウント操作と判断されることがあります。
- 例:日本→アメリカ→イギリスと短時間でIPアドレスを変更する
- 例:VPNを使って別の国で購入後、すぐに日本のIPに戻す
このような行為を避け、安定したVPN接続を維持することが重要です。
③:無料VPNはセキュリティ面で不安
VPNには無料のものもありますが、セキュリティ面でリスクが高いため注意が必要です。
- 通信データが暗号化されていないことがある
- 個人情報が第三者に漏洩するリスクがある
- 回線速度が遅く、快適にゲームをプレイできない
おま国回避のためにVPNを利用するなら、信頼できる有料VPNを選ぶことをおすすめします。



次は、おま国回避に関するよくある質問について解説します。
VPNでおま国を回避する方法についてよくある質問


VPNを利用しておま国を回避する際に、よくある疑問をQ&A形式で解説します。
①:VPNを使えばゲームが安く買える?
VPNを使えば、地域ごとの価格差を利用して安くゲームを購入できる可能性があります。
例えば、アメリカやアルゼンチンなどでは、日本より安い価格で販売されているゲームもあります。
しかし、Steamをはじめとする多くのプラットフォームでは、VPNを利用して別の国のストアで購入する行為は規約違反とされています。
規約違反が発覚すると、以下のようなペナルティを受ける可能性があります。
- 購入したゲームの無効化
- アカウントの一時停止または永久停止
- ストアでの購入制限
そのため、VPNを使って価格差を狙う行為はリスクが高いため推奨できません。
②:VPNでBANされることはある?
Steamの利用規約では、地域偽装を目的としたVPNの使用は禁止されています。
そのため、VPNを使って頻繁に地域を変更したり、価格の安い国で購入したりすると、アカウントがBAN(利用停止)されるリスクがあります。
安全に利用するためには、以下の点に注意しましょう。
- VPNを使って購入した地域とプレイする地域が大きく異ならないようにする
- 頻繁にVPNの接続先を変更しない
- 信頼できるVPNサービスを利用する
ルールを守って正しくVPNを使えば、リスクを最小限に抑えながらゲームを楽しむことができます。



VPNでおま国を回避するときは、垢BANされてもいいアカウントを使うなど、リスクをカバーできる対策をしておきましょう。
まとめ:VPNでおま国を回避してゲームをプレイしよう


「おま国」による地域制限は、ゲームを楽しみたいユーザーにとって大きな障害となることがあります。
しかし、正しい知識を持って対策すれば、制限を回避してプレイすることが可能です。
この記事で解説したポイントを振り返ると、以下のようになります。
- おま国は、地域ごとの契約や販売戦略、チート対策などによって発生する
- 回避方法として、正規販売店でのシリアルキー購入やVPNの利用がある
- VPNを使うことで地域制限を突破できるが、Steamの規約違反リスクがあるため注意が必要
- VPNを使う際は、ログイン中のサーバー切り替えや頻繁なIP変更を避けることが重要
VPNを活用すれば、海外限定のゲームを購入・プレイすることができるだけでなく、オンラインのセキュリティ強化やプライバシー保護にもつながります。
ただし、利用する際は各プラットフォームの規約を十分に理解し、自己責任で行動することが大切です。
適切な方法を選択し、安全かつ快適にゲームを楽しみましょう。