世界最高峰の野球リーグ、MLB(メジャーリーグベースボール)の公式配信サービスであるMLB.TVを、日本から登録して視聴する方法を解説します。
結論、VPNを使った下記の3ステップです↓
- PIA VPNインストールする
- アメリカサーバーにVPN接続する
- MLB.TVに登録して、試合を見る
通常、日本からMLB.TVにアクセスすると地域制限がかかり、そのままでは「登録&視聴不可」です。
こんな感じでエラーが出ます↓
そこでカギとなるのがVPN接続です。
VPNを利用すれば、あたかも米国内からアクセスしているように見せかけることができ、全試合のライブ配信や見逃し映像を思う存分楽しめます。
実際、VPN接続してMLB.TVに登録して視聴できました↓
日本からMLB.TVを視聴するのに、おすすめのVPNを3つに絞ってご紹介すると下記です。
- 🥇1位PIA VPN:サーバー数&コスパNo.1。アメリカ接続に強い。
- 🥈2位ExpressVPN:通信速度No.1。速度重視の方向け。
- 🥉3位MillenVPN:国産VPN。サポートが日本語なので安心。
本記事では、MLB.TVの概要や料金プラン、VPNを用いた地域制限突破の手順だけでなく、ABEMAやSPOTV NOWなど他の視聴手段との比較表も交えながら解説します。
日本語実況を希望する方や、テレビ録画を重視したい方など、それぞれのニーズに合った観戦スタイルを見つけられるよう構成しています。
初心者から上級者まで、ぜひ参考にしてみてください。
「今すぐ、手順を教えてほしい」という方は、下記のボタンを押してください。
MLB.TVとは?
MLB.TVはメジャーリーグ公式のストリーミングサービスです。
全試合をライブ配信するだけでなく、過去の試合を見逃し配信で視聴できる点が魅力です。
英語実況が中心ですが、MLB特有のハイライト番組も充実しています。
ただし、日本から直接アクセスしても地域制限がかかるため、VPNを利用して視聴環境を整える必要があります。
MLB.TVの概要や導入の基本ポイントを簡潔に解説します。
MLB.TVの料金・プラン
MLB.TVは月額プランと年間プランの2種類があり、さらに1チーム限定か全チーム対象かで選択できます。
英語サイトでのドル建て決済となりますが、シーズン中のキャンペーンや割引が実施される場合もあります。
以下の比較表を参考に、予算や観戦頻度に合わせてプランを選びましょう。
プラン名 | 内容 | 料金の目安 |
---|---|---|
月額プラン | 全チーム対象 | $24.99 / 月 |
年間プラン | 全チーム対象 | $129.99 / 年 |
シングルチームプラン | お気に入りの1チーム限定 | $119.99 / 年 |
MLB.TVのメリット・デメリット
メリットとしては、全試合を網羅的に観られるうえに見逃し配信も充実しており、試合ごとのハイライト番組や注目選手の特集映像を公式クオリティで楽しめる点が挙げられます。
英語実況中心ながら、MLB独特のデータ分析や現地解説が聞けるのも魅力ですね。
- 全試合を網羅的に観られる
- 見逃し配信も充実している
- 試合ごとのハイライト番組、注目選手の特集映像を楽しめる
一方でデメリットとしては、英語画面やドル建て決済であること、VPN接続を前提に視聴するため、通信速度や追加コストに注意が必要です。
また、ブロックアウト規制により地域ごとに視聴不可となる試合が存在するので、VPNでアメリカ以外のサーバーを選択するなどの工夫が必要になります。
- 英語で操作しないといけない
- ドル建てでの決済になる
- VPN接続の費用がかかる(月500円ほど)
MLB.TVを日本から視聴できない理由と解決策
日本国内のネット環境からMLB.TVにアクセスすると、放映権の関係で地域制限(ジオブロック)が発動し、「視聴不可」のメッセージが表示されます。
ジオブロックを回避するには、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)が有効です。
その結果、MLB.TV側には「アメリカ国内(または対象地域)からのアクセス」と判断されるため、日本にいながらでも地域制限を突破できます。
図にすると、こんな感じです↓
VPNには有料・無料いずれも存在しますが、速度やセキュリティを考えると有料VPNの方が安定しやすいです。
VPN接続すれば、日本からでも好きなチームの試合を全試合観戦しやすくなります。
MLB.TVを日本から視聴する3つの手順
MLB.TVを日本から視聴するには、VPN接続を利用しながら公式サイトにアクセスする流れが基本です。
まずはVPNアプリを用意し、次にアメリカのサーバーへ接続して地域制限を回避します。
その後、MLB.TV公式サイトでアカウントを作成し、プランを選択すれば準備完了です。
10〜20分ほどあれば、MLB.TVの視聴環境を作れますよ!
ここでは3ステップに分けて、VPN導入から実際に試合を観るまでの大まかな手順を紹介します。
- PIA VPNインストールする
- アメリカサーバーにVPN接続する
- MLB.TVに登録して、試合を見る
VPNアプリをインストールする
視聴したいデバイスに、VPNアプリをインストールしましょう。
今回は、アメリカのジオブロック解除に強いPIA VPNを使った手順をご紹介します。
※NordVPNではジオブロック解除ができませんでした。
PIA VPNの公式サイトから、日本語を選択して「今すぐPIAを試す」をクリックして契約しましょう。
「今すぐPIAを試す」をクリックすると、
- 契約期間の選択
- メールアドレス・お支払い情報の入力
- アプリのインストール・ログイン
という3ステップで、アプリをインストールできます。
PIA VPNを契約して、アプリをインストールする手順は「PIA VPNの登録手順・使い方」をご覧ください。
おおよそ5〜10分ほどで、全ての手順を完了できるので簡単ですよ。
アメリカのサーバーにVPN接続する
VPNアプリをインストールできたら、アメリカのサーバーに接続していきましょう。
VPNサーバーにて、「アメリカ」と入力して、アメリカの好きな都市に接続しましょう。
今回は、シアトルを選択してみました。
接続できていれば「接続済み」と表示され、ボタンが緑色の枠で囲まれます。
これで、アメリカのサーバーに接続が完了しました。
MLB.TVに登録して、試合を見る
次に、MLB.TVにアクセスします。
MLB Networkの「START FREE TRIAL」をクリックしましょう。
2025年1月に登録したので、オフシーズンパッケージ(29.99ドル)などもありました。
基本は、「MLB Network(5.99ドル/月)」になります。
下の方にある「Sign Up」をクリックします。
- メールアドレス
- パスワード(2回入力)
- 生年月日
の3点を入力したら、「Sign Up」をクリックしましょう。
お支払い方法を、
- クレジットカード(日本のでもOK)
- PayPal
から選択します。
クレジットカードを選んだ人は、
- 名前
- 苗字
- 住所(通り、市、国、州):ホテルの住所などでOK
- 電話番号:(+81)80-XXXX-XXXXのように日本の番号でOK
- クレジットカード情報(番号、名前、セキュリティコード、有効期限)
を記入して決済を進めましょう。
(最初の7日間は無料トライアルなので課金なし)
今回は、ヒルトンホテルの住所を使いました。
英語なので骨が折れる作業ですが、ここを突破したら、完了なのでがんばりましょう!
決済が完了すると、下記のような画面になり、登録完了です。
お疲れさまでした!あとは、MLB.TVを視聴するだけです。
鍵のマークがついている動画を見るには、「オフシーズンパッケージ(29.99ドル)」の購入が必要です。
見たい方は、課金するのもありですね。
もし、サブスクをキャンセルする場合は、右上の「Account」→「Manage Subscriptions」→「Current Subscription」→「Change」→「Cancel Subscription」で完了です。
回線スピードが遅いと思ったら、VPNを再接続してみてください。違うサーバーに接続されるので、速度が改善される可能性があります。
MLB.TV以外の視聴方法まとめ
MLB.TV以外にも、NHK BSやABEMA、J SPORTSなど視聴方法は多様です。
各サービスの日本語解説や録画対応などに注目し、ニーズに合うものを選びましょう。
①ABEMA(無料&有料プラン)
ABEMAでは、MLBの動画を配信しています。
MLBは、無料版でも一部試合の生中継を視聴できる点が特徴です。
有料のABEMAプレミアムに加入すると、見逃し配信や追っかけ再生が利用でき、広告表示もオフになるため、ライブを見逃しても安心です。
- 無料版:一部MLB試合をライブ視聴可能(広告あり)
- プレミアム版(月額1,080円):見逃し配信・追っかけ再生に対応
- 日本語実況や解説付きなので、英語が苦手な方も安心
ABEMAはMLB以外にもアニメ、バラエティなどジャンルが豊富なので、「野球以外の番組も楽しみたい」という人には便利です。
一方、放送される試合は厳選されており、全カードを網羅したい方には物足りないかもしれません。
②J SPORTS(スカパー!)
J SPORTSは、日本最大級のスポーツ専門チャンネルとして野球やサッカー、ラグビーなど多種多様な競技を放送しています。
視聴には「スカパー!」への加入が前提となり、月額2,944円(税込)の料金を支払うことでテレビから高画質で楽しめる点が魅力です。
大きなメリットはテレビで録画が可能なことです。
インターネット配信サービスでは見逃し配信や巻き戻し再生が充実している一方、録画機能は対応していない場合が多いです。
後日、好きなタイミングで見返したい方にとっては、ちょっと不満かもしれません。
J SPORTSならCSチャンネルとして番組を録画できるため、気になる試合を保存しておけるのが大きな利点です。
また、スマホやタブレットで視聴できる「スカパー!オンデマンド」にも対応しているので、外出先でも手軽にチェックできます。
衛星放送を受信できるアンテナやケーブルテレビ環境が必要になるため、導入ハードルはやや高めかもです。
スカパー!の導入に必要な機器
スカパー!の導入に必要な機器は、下記です。
- 110度CS対応テレビorレコーダー
- 110度CS対応BSアンテナor光回線を使ったテレビサービス
上記をセットで揃えましょう。
日本人選手の試合を中心に見たい方や、他のスポーツ中継も幅広く楽しみたい方に向いています。
③NHK BS1
NHK BS1では、大谷翔平選手をはじめとする日本人所属チームの試合を随時放送しています。
特に注目度の高いカードを中心に編成されるため、「テレビで手軽にMLBを観たい」方には有力な選択肢です。
視聴には衛星契約が必要で、地上波受信のみではBS1が映らない点に注意しましょう。
衛星放送の工事や受信料の支払いなど初期負担はあるものの、高画質・安定した放送環境で観戦できるのが強みです。
NHK独自の日本語実況や解説がつくため、MLB初心者でも試合内容を理解しやすいメリットがあります。
【2024年6月30日終了】U-NEXTの「SPOTV NOW パック」
U-NEXTで提供されてきた「SPOTV NOWパック」が、2024年6月30日をもって終了することが発表されました。
U-NEXT経由で料金の一部をポイントで払える仕組みは、MLBやサッカーをお得に視聴できると評判でした。
実際に「SPOTV NOWパック」の契約が終了すると、U-NEXTアカウントを通じて行っていた月額課金は自動的にストップし、そのままではコンテンツが視聴できません。
代替策:SPOTV NOWを単独で契約する方法
U-NEXTの契約時に設定したメールアドレスを使う場合、SPOTV NOWアカウントを再度有効化する形で手続き可能です。
具体的には、
- パスワード再設定ページから仮パスワードを取得
- 新たに有料会員プランを選択する流れ
になります。
もし別のメールアドレスでの利用を希望する方は、新規アカウント作成が必要です。
SPOTV NOW自体は従来どおりMLBや海外サッカーなど多彩なコンテンツを提供しています。
「SPOTV NOWパックで視聴していた試合を続けて見たい」という場合、公式HPの案内に沿って有料会員登録の手続きを行いましょう。
「SPOTV NOWを継続視聴しない」という方は、他の視聴方法に移行するのがおすすめです。
MLBを視聴する料金・試合数・対応デバイスの早見表
MLBを視聴する際は、料金や配信試合数の多さだけでなく、どのデバイスに対応しているかも重要です。
自宅のテレビで観るか、スマホやタブレットで外出先からチェックするかによって、選ぶサービスは変わってきます。
下記の比較表では、代表的な配信・放送サービスをまとめました。
月額料金や日本語実況の有無などもあわせて確認し、 自分の観戦スタイルに合う選択肢を見つけてみてください。
サービス | 月額料金の目安 | 視聴試合数 / 対応デバイス |
---|---|---|
ABEMA | 無料~ 有料1,080円 | 一部試合を中心に配信 スマホ / PC / テレビアプリ |
SPOTV NOW | 2,000円 | 日本人選手を含む広範囲 スマホ / PC / タブレット |
J SPORTS | 2,944円 (スカパー!料金) | 日本人所属チーム中心 テレビ / スカパー!オンデマンド |
MLB.TV | $24.99~ (VPN必須) | 全試合網羅 PC / スマホ / タブレット |
NHK BS1 | 1,950円 (衛星受信料) | 注目試合のみ テレビ(BS視聴環境が必要) |
日本語実況の有無や録画対応など細かな機能は各サービスで異なるので、公式サイトの最新情報も合わせてチェックしましょう。
まとめ:好みに合わせたスタイルでMLBを視聴しよう!
MLB中継は、英語実況で全試合を見たいか、日本語解説のある試合だけで十分か、あるいは録画機能が必須かなど、ニーズによって最適な方法が異なります。
たとえば、「全試合網羅」したい方はMLB.TVをVPN接続で利用するのが王道です。
日本人選手の出場試合を中心にチェックしたい方は、SPOTV NOWやJ SPORTSを選ぶと効率的に見れます。
どのサービスも視聴環境(インターネット回線の速度、衛星放送の有無など)によって体験が変わりますので、まずは自分の環境と予算に合ったプランを確認してみましょう。
放送試合数・日本語実況・デバイス対応といった要素を総合的に比較し、自分に合ったMLB観戦スタイルを見つけてみてください。