今回は、中国からLINEを使う方法をご紹介します。
2025年現在、中国当局のネット検閲によって、中国ではLINEが使えません。
旅行や出張、駐在で中国を訪れる日本人にとって、LINEが使えないのは大きな痛手です。
そこで、本記事では、VPNを利用して中国からLINEを使う方法についてわかりやすく解説します。

この記事に沿って、準備を進めると中国でも日本と同じようにLINEが使えるようになりますよ。
「今すぐLINEを使う手順を教えて」という方は、下記ボタンを押すと手順まで飛びます。
中国でLINEは使えない?中国ではLINEの代わりにWeChatが主流


日本ではLINEが日常的なコミュニケーションツールとして使われていますが、中国本土ではLINEを利用することができません。
その代わりに、中国国内ではWeChat(ウィーチャット)が主流となっています。
では、なぜ中国ではLINEが使えないのか? そして、多くの人が利用しているWeChatとはどのようなアプリなのか?など、中国でのLINE利用の実態や代替手段について詳しく解説していきます。
中国ではLINEは使えず、WeChatが使われている
中国では、政府の厳しいインターネット検閲により、LINEを含む多くの海外サービスがブロックされています。そのため、中国本土ではLINEを利用することができません。
代わりに、中国国内ではWeChat(ウィーチャット)が主要なコミュニケーションツールとして利用されています。


WeChatは、単なるメッセージアプリではなく、送金や買い物、公共料金の支払い、タクシーの手配など、あらゆる生活シーンで活用されています。
なぜWeChatがこれほど普及しているのかというと、中国政府が国内企業のサービスを推奨しており、WeChatが政府の規制に適応しているためです。
ほぼすべての中国人がWeChatを利用しているため、LINEが使えなくても日常生活に困ることはほとんどありません。



とはいえ、日本から中国に渡航する人にとっては、LINEが使えないと困りますよね。
中国で使えるアプリ・使えないアプリ
中国ではLINE以外にも、多くの海外サービスが利用制限されています。
一方で、中国国内で問題なく使えるアプリもあります。
中国で使えるアプリ、使えないアプリについて表にまとめてみました。
カテゴリ | 利用できるアプリ | 利用できないアプリ |
---|---|---|
メッセージアプリ | WeChat、QQ | LINE、WhatsApp、Facebook Messenger |
検索エンジン | Baidu(百度) | Google、Yahoo! |
動画・SNS | Douyin(抖音)、Weibo | YouTube、Facebook、Instagram、Twitter、TikTok(海外版) |
地図アプリ | Baidu Maps、高徳地図 | Googleマップ |
クラウドストレージ | Baidu Cloud | Googleドライブ、Dropbox |
中国では多くの海外アプリがブロックされている一方で、中国国内の代替サービスが充実しています。
日本でよく使われているサービスが使えませんが、本記事でご紹介する「VPN」というツールを使えば、中国からでも利用できるようになりますよ。
中国でLINEが使えない理由


中国ではLINEをはじめとする多くの海外サービスが利用できません。
その理由を解説していきます。
グレートファイアウォール(GFW)があるから
中国でLINEを使えない理由は、ネット検閲(グレートファイアウォール)と情報統制があるからです。
中国政府は、国内の情報を厳しく管理するために、海外のインターネットサービスを制限しています。
これにより、LINEだけでなく、GoogleやFacebookなどのサービスもブロックされているのです。
2010年にGoogleは中国から撤退
中国のネット検閲の歴史を語る上で、Googleの撤退は大きな転機となりました。
2010年、Googleは中国市場から撤退しましたが、その背景には2009年のサイバー攻撃事件が関係しています。
>> 米グーグル,中国市場からの“撤退”を表明
当時、Googleは中国国内向けの検索エンジン「Google.cn」を運営していました。
しかし、中国政府の厳しい検閲ポリシーに従わなければならず、情報統制が強化されていました。
さらに、2009年にGoogleのサーバーがサイバー攻撃を受け、中国政府による関与が疑われたことで、Googleはこれ以上中国での事業継続は困難と判断しました。
この撤退により、Googleの検索エンジンだけでなく、GmailやGoogleドライブといった関連サービスも中国では利用できなくなりました。
そして、これを契機に、中国政府はさらにネット検閲を強化し、LINEを含む多くの海外サービスが次々とブロックされるようになったのです。
現在では、中国国内のユーザーがGoogleやLINEを利用するためには、VPNを活用するしか方法がありません。
中国でLINEを使うならVPN利用がおすすめ


中国でLINEを利用するためには、VPN(仮想プライベートネットワーク)を活用するのが最も有効な方法です。
VPNを使うことで、中国国内からでも日本のインターネット環境にアクセスできるようになり、LINEを通常通り利用できます。
VPNを利用するメリットは、下記の3点です。
- 中国のネット規制を回避できる:LINEだけでなく、GoogleやYouTube、Instagramなどの海外サービスも利用可能になる。
- 導入が簡単:事前にVPNアプリをインストールしておけば、中国到着後にすぐ使える。
- 比較的低コスト:一部のVPNは無料トライアルがあり、有料プランも月額数百円から利用可能。
ただし、中国政府はVPNの取り締まりを強化しており、すべてのVPNが機能するわけではありません。
そのため、事前に動作確認済みの信頼できるVPNを選ぶことが重要です。



また、日本にいるうちにVPNを設定しておくことで、中国到着後のトラブルを防ぐことができます。
VPNとは何なのか?仕組みやメリットについては、下記記事でわかりやすく解説しました。


VPN接続して中国からLINEを使う方法


中国でLINEを使うには、VPNを利用してインターネットの接続先を日本に変更することが必要です。
そのためには、以下の2つのステップを実行するだけでOKです。
- 手順①:日本でVPNアプリをインストールしておく
- 手順②:中国でVPNをオンにしてLINEを使う
VPNの導入自体は難しくなく、事前に準備をしておけば、中国到着後もスムーズにLINEを利用できます。
それでは、具体的な手順を詳しく解説していきます。
日本でVPNアプリをインストールしておく
中国に渡航する際は、日本にいるうちにVPNアプリをインストールしておきましょう。
パソコン、スマホ両方にアプリを導入して、VPN接続できるように設定方法を確かめておきます。
中国で使えるおすすめVPNは、下記の5つです。
中国では、ネット検閲がいきなり厳しくなる可能性があるため、できれば2つ以上のVPNをインストールしてから行くようにしましょう。
上記5つの中で特におすすめなのは、UCSS、MillenVPN、かべネコVPNの3つでして、それぞれの導入手順は下記記事で解説しているのでご覧ください。
UCSSの評判や導入方法はこちらです↓


MillenVPNの評判や導入方法はこちらです↓


かべネコVPNの評判や導入方法はこちらです↓


VPNアプリのインストール完了、接続方法のチェックができたら、準備OKです。
中国でVPNをオンにしてLINEを使う
中国で使う予定のデバイス(パソコン、スマホ)にVPNがインストールされた状態で、中国に渡航しましょう。
中国でインターネットが使える状態になったら、VPNをオンにして、LINEを使います。
もしも、メインで使いたいVPNが繋がらない場合でも、念のため入れておいた、2つ目3つ目のVPNに接続すれば、LINEが使えるはずです。
中国でLINEを使うのに筑波大学のVPN Gateは使える?


VPNを利用すれば中国でもLINEを使えますが、「無料で使えるVPNはないのか?」と考える人も多いでしょう。
その中でも、筑波大学が提供するVPN Gateは無料で使えるVPNとして知られています。
では、VPN Gateは中国から利用できるのでしょうか?結論として、中国でも使うことは可能ですが、おすすめはできません。
以下でその理由を詳しく解説します。
中国から筑波大学のVPN Gateは使えます
VPN Gateは、筑波大学が研究プロジェクトの一環として提供している無料のVPNサービスです。
世界中のボランティアが運営するVPNサーバーを利用できるため、中国国内からでも接続することが可能です。
ただし、中国ではVPN Gateの公式サイトにアクセスできないため、渡航前にソフトウェアのダウンロードと設定を済ませておくことが必須です。
また、サーバー一覧も定期的に更新されるため、最新の接続先を保存しておく必要があります。
- 渡航前にVPN Gateの設定を完了させておく
- 接続可能なサーバーリストを事前に保存しておく
- 接続が不安定になる可能性があるため、代替のVPNも準備しておく
このように、VPN Gateは中国で利用できるものの、利便性や安定性に課題があるため、注意が必要です。
筑波大学のVPN Gateの利用はおすすめしません
筑波大学のVPN Gateは無料で利用できますが、中国でのLINE利用にはおすすめできません。
その理由は以下の通りです。
- 通信速度が遅い:無料VPNのため、多くのユーザーが接続すると回線が混雑し、通信速度が低下しやすい。
- 接続が不安定:中国のネット規制により、VPN Gateのサーバーが頻繁にブロックされるため、安定した接続が難しい。
- 通信ログが保存される:VPN Gateの仕組み上、通信の記録が残る可能性があり、セキュリティ面でのリスクがある。
- ボランティア運営のサーバーを利用:VPN Gateは世界中のボランティアが提供するサーバーを使うため、安全性が保証されていない。
無料で利用できる点は魅力的ですが、中国でLINEを安定して使いたい場合は、有料VPNの利用を強く推奨します。
特にビジネス利用や個人情報を扱う場合は、安全性の高いVPNを選ぶことが重要です。
中国で使えるおすすめのVPNサービス5選


ここから、中国で利用可能なおすすめVPN5選をご紹介していきます。
グレートファイアウォール突破の能力はもちろん、通信速度やサポート体制、料金面などを総合的に考慮し、代表的なサービスをピックアップしました。
①:UCSS(中国専用プランあり)


サービス名 | UCSS |
---|---|
運営会社 | UCSS(本社は韓国) |
料金プラン | UCSS Lite プラン(容量無制限、中国短期滞在向け) 1ヶ月プラン:4,527円/月 UCSSプラン(中国向けプラン) 3ヶ月プラン:1,873円/月 1年間プラン:1,405円/月 |
サーバー数 | 不明 |
セキュリティ | ◎(AES-256) |
プライバシー | ◯(韓国以外ノーログ) |
通信スピード | 超高速 |
対応デバイス | Windows/Android/Mac/iPhone/Linux/FireTV/Chrome/プレステ/ルーター他 |
同時接続台数 | UCSS Lite プラン:2台 UCSSプラン:3台 |
返金保証 | なし |
公式サイト | UCSS公式サイト |
UCSSは、韓国に拠点を置き、Shadowsocksというプロトコルを用いている点が特徴です。
中国でのアクセス専用プランを提供しており、料金はやや高めですが検閲を回避しやすいと定評があります。
とくに通信速度を重視したい方や、ストリーミング視聴を多用する方にはおすすめです。



ただし英語サポートが中心のため、サポート窓口の連絡手段を確認しておくと安心です。
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※12ヶ月契約なら25%OFF
UCSSの評判については、下記記事をご覧ください。


②:MillenVPN(国産&日本語サポート)


サービス名 | MillenVPN |
---|---|
運営会社 | アズポケット株式会社 |
料金 | 1ヶ月プラン:1,738円/月 1年間プラン:594円/月 2年間プラン:396円/月 |
サーバー数 | 2,000台(106カ国) |
セキュリティ | 世界最高(AES-256) |
プライバシー | ◎(ノーログ) |
通信スピード | 高速 |
対応デバイス | Windows/Mac/Android /iOS/FireTV/Fireタブレット |
同時接続台数 | 無制限 |
返金保証 | 30日間返金保証 |
公式サイト | MillenVPN公式サイト |
MillenVPNは、日本企業が運営しているため、日本語によるサポートが充実しています。
中国専用の接続オプションを備えており、検閲回避能力も高いと評判です。
おお、同じく中国ですか!
— のりっく (@norick03) September 26, 2024
私は日本サーバー&安いでMillenVPN
使ってますね。
速くはないですが実用問題なしです。
韓国サーバーのUCSSのが快適みたい
ですが制限あり&高いので私は上記に
しました。
さらに、料金プランが比較的リーズナブルな点やノーログポリシーを採用している点も、安心して利用できる理由のひとつです。
料金は安いのですが、通信スピードはそこまで速くない、中国から使うための「MillenVPN Native OpenConnect」には都度ログインしないといけないので面倒というデメリットはあります。



海外VPNを使うのに抵抗がある方にはとくにおすすめです。
\30日間の返金保証あり/
※月396円から使える国内No.1VPN
※同時接続台数、データ通信無制限
MillenVPNの評判や口コミについては、下記の記事でまとめています。


③:かべネコVPN(国産・中国特化の格安VPN)


項目 | 詳細 |
---|---|
運営企業 / 本拠地 | 株式会社エフネット(日本) |
設立年 | 2000年9月 |
ホームページ | https://wallcats.net/ |
所在地 | 東京都品川区北品川1-9-7 |
サーバー数 | 1,300台以上 |
同時接続可能 デバイス数 | 4台 |
対応OS | Windows, iOS, Mac, Android |
料金 | 1ヶ月:880円/月 3ヶ月:2,340円(780円/月) 6ヶ月:3,480円(580円/月) 12ヶ月:5,760円(480円/月) |
無料体験 | 最長21日間の無料体験あり |
かべネコVPNは、株式会社エフネットが運営する日本企業のVPNサービスです。
2000年9月に設立され、信頼性と安定性に優れたサービスを提供しています。
かべネコVPNは、「実際に中国で快適に使えた」という口コミも数多く見つかり、評判が良いVPNです。
かべネコVPNは、中国のグレートファイアウォール突破を専門としたVPNなので、有名VPNが接続できない中国からでもアクセス可能です。
もちろん、日本国内外の利用に対応しています。



完全無料で自動解約してくれる、「2週間プラン」を使ってみて、よければそのまま継続するのがおすすめです。
継続すると7日間の延長がついてくるので、実質、21日間の無料トライアルとなります。
\最大21日間の無料トライアル期間あり/
※中国からつながる国産VPN
※月480円から使えてコスパ◎
かべネコVPNの評判については、下記記事で詳しく解説しているのでご覧ください。


④:良之助VPN(国産・最短3日から使える短期コースあり)


項目 | 詳細 |
---|---|
運営企業 / 本拠地 | 株式会社ジェネレイトライン(日本) |
設立年 | 2016年 |
ホームページ | https://ryonosuke.xyz/ |
所在地 | 大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル29階1-1-1号室 |
サーバー数 | 約50台以上 |
同時接続可能 デバイス数 | 2~4台(プランで変わる) |
対応OS | Windows, iOS, Mac, Android、Android TV、Fire TV、Fire Tablet、Apple TV |
料金 | 短期コース:190円/3日、370円/1週 650円/2週、760円/3週 ライトコース:950円/月、9,500円/年(792円/月) 一般コース:1,130円/月、11,300円/年(942円/月) VIPプラン:1,500円/月、15,000円/年(1,250円/月) |
無料体験 | 1週間の無料体験あり |
良之助VPNは、日本に本拠を置くVPNサービスで、日本語対応のサポートが充実しているため、安心して利用できるサービスです。
料金プランが豊富で、短期から長期までの契約が可能です。
中国からの接続もよく、通信スピードも快適という口コミがあり、非常に評判の良いVPNサービスです。
1週間の無料トライアルもついており、クレジットカードの認証をすれば使えるようになります。(不正利用防止のため、クレジットが利用できるかだけ確認され、課金されることはありません)



小旅行であれば、1週間の無料トライアルで事足りると思うので、まずは試してみましょう。
\最短3日間からの短期コースあり/
※中国からつながる国産VPN
※1週間の無料トライアルあり
良之助VPNの評判については、下記記事で詳しく解説しているのでご覧ください。


⑤:SurfShark(同時接続台数が無制限、コスパ◎)


項目 | 詳細 |
---|---|
運営企業 / 本拠地 | Surfshark B.V.(オランダ) |
設立年 | 2018年 |
ホームページ | https://surfshark.com/ja |
所在地 | オランダ、アムステルダム |
サーバー数 | 3,200台以上(100ヵ国) |
同時接続可能 デバイス数 | 無制限 |
対応OS | Windows, Android, Mac, iPhone, Linux, Edge, FireTV, Chrome, 他 |
料金 | 1ヶ月プラン:2,308円/月 1年プラン:488円/月 2年プラン:308円/月 ※2年プランは3ヶ月分無料 |
無料体験 | 30日間の返金保証あり |
Surfsharkは、グローバルに展開するVPNサービスで、最高水準のAES256暗号化に対応し、ノーログポリシーを採用しています。
豊富なサーバー数と無制限の同時接続が特徴で、特にコストパフォーマンスに優れたプランが人気です。
上記のように、中国からの接続も可能なため、安心して利用することができます。
\同時接続台数「無制限」のVPN/
※2年プランは87%OFF+4ヶ月無料
※30日間返金保証あり
中国でVPNを使うときの注意点


中国でLINEを利用するためにVPNを使う場合、いくつかの重要な注意点があります。
中国政府はVPNの取り締まりを強化しており、適切な準備をしなければVPNが使えなくなるリスクもあります。
以下のポイントを押さえて、安全かつ快適にVPNを活用しましょう。
- 無料VPNは避ける:無料VPNは通信が不安定で、セキュリティリスクが高いため、中国での利用には適していません。
- 渡航前にVPNを設定しておく:中国では多くのVPNの公式サイトにアクセスできないため、日本にいる間にダウンロード・設定を完了させましょう。
- 複数のVPNを用意する:1つのVPNが規制された場合に備えて、少なくとも2種類以上のVPNを準備するのが安心です。
これらの対策を講じておけば、中国でもLINEを安定して利用することができます。
中国からVPN接続してLINEを使う方法についてよくある質問


中国でVPNを利用してLINEを使う際、多くの人が疑問に思うポイントをまとめました。
VPNの合法性や接続トラブルの対処法、おすすめのVPNサービスについて詳しく解説します。
VPNを使用して中国からLINEにアクセスするのは合法ですか?
中国では個人がVPNを利用すること自体は違法ではありません。
しかし、中国政府は未認可のVPNサービスを規制しており、公式に許可されていないVPNの提供や販売は違法とされています。
一般的に、旅行者やビジネス渡航者がVPNを利用することによる罰則は報告されていませんが、中国国内の法律や規制は変更される可能性があるため、利用には注意が必要です。
VPN接続中にLINEの動作が不安定な場合、どのような対処法がありますか?
VPNを使用していても、接続が不安定になったり、LINEが正常に動作しない場合があります。
以下の対処法を試してみてください。
- 別のVPNサーバーに接続する:VPNのサーバーによっては中国の規制を受けやすいため、日本の別のサーバーに切り替えてみましょう。
- VPNを一度オフにして再接続する:VPNアプリを再起動し、再度接続を試してみると改善することがあります。
- Wi-Fiではなくモバイルデータを使用する:一部のWi-FiネットワークではVPN接続が制限される場合があるため、モバイルデータ通信に切り替えてみましょう。
- VPNのプロトコルを変更する:VPNの設定からOpenVPNやWireGuardなど、異なるプロトコルを試してみると、接続が安定することがあります。
- 最新のVPNアプリに更新する:VPNの規制に対応するため、VPNプロバイダーは頻繁にアプリを更新しています。最新版にアップデートしましょう。
これらの方法を試せば、多くの場合でLINEの接続が改善されます。



それでも解決しない場合は、別のVPNサービスを試すのも一つの方法です。
中国でLINEを利用するためにおすすめのVPNサービスは何ですか?
中国でLINEを快適に利用するためには、中国のネット規制を回避できる信頼性の高いVPNを選ぶことが重要です。
以下のVPNサービスは、中国での動作実績があり、安定した接続が期待できます。
これらのVPNを活用すれば、中国でもLINEをはじめとする日本のサービスを快適に利用できます。
選ぶ際は、速度・安定性・サポート体制を重視しましょう。
無料VPNと有料VPNでは、LINE利用時の安全性や速度にどのような違いがありますか?
無料VPNと有料VPNでは、中国でLINEを利用する際の安全性や通信速度に大きな違いがあります。
以下の比較表をご覧ください。
項目 | 無料VPN | 有料VPN |
---|---|---|
通信速度 | 遅い(ユーザーが多く、混雑しやすい) | 高速(専用サーバーで安定した通信) |
安定性 | 不安定(中国の規制で接続できないことが多い) | 安定(規制を回避する技術が導入されている) |
セキュリティ | 低い(通信ログを収集される可能性あり) | 高い(暗号化技術でデータ保護) |
サポート | なし(トラブル時の対応ができない) | あり(日本語対応のサポートあり) |
無料VPNはコストがかからないというメリットはありますが、中国では接続が不安定で、セキュリティリスクも高いため、おすすめできません。
安定したLINEの利用には、有料VPNを選ぶのが最善の方法です。
VPN接続が切断された場合、LINEのセッションはどうなりますか?
VPN接続が突然切断された場合、LINEのセッション(ログイン状態やメッセージ送受信)は以下のような影響を受ける可能性があります。
- メッセージ送受信ができなくなる:VPN経由でLINEを利用している場合、接続が切れると一時的に通信が停止し、新しいメッセージを送受信できなくなります。
- LINEアプリが自動ログアウトすることは少ない:VPN切断後もLINEアプリ自体は開いたままですが、インターネット接続がない状態になるため、再接続が必要です。
- IPアドレスの変更で一時的に利用制限がかかることがある:VPNの切断後、元の中国のネットワークに戻ると、LINEが異常なログインと判断し、一時的に利用制限がかかることがあります。
対処法は下記になります。
- VPNを再接続し、日本サーバーに接続する。
- LINEアプリを再起動する。
- VPNの「キルスイッチ」機能を有効にしておく(対応VPNのみ)。これにより、VPNが切断された際に自動的にインターネット通信を遮断し、LINEのセッションが影響を受けにくくなります。
VPNの接続が頻繁に切れる場合は、より安定したVPNサービスを選ぶことも重要です。
VPNを利用してもLINEがブロックされる可能性はありますか?
VPNを利用すれば中国でもLINEを使うことができますが、絶対にブロックされないわけではありません。
中国政府はVPNの規制を強化しており、以下のようなケースではLINEの利用が制限される可能性があります。
- VPNが検出されてブロックされる:中国のネット規制(グレートファイアウォール)が、特定のVPNサーバーを遮断することがある。
- 使用中のVPNが対応していない:一部のVPNは中国の規制を回避できず、LINEに接続できないことがある。
- VPNの接続が不安定:通信が頻繁に切れると、LINEのメッセージ送受信がスムーズにできなくなる。
こうした問題を回避するためには、以下の対策を取ることが重要です。
- 中国での動作実績があるVPNを選ぶ(UCSS、MillenVPN、かべネコVPN、良之助VPN、Surfshark など)
- 複数のVPNを用意する(1つのVPNがブロックされても、別のVPNに切り替えられる)
- VPNの接続先を変更する(日本以外の国のサーバーに接続すると回避できる場合がある)
最新のVPN情報を確認し、適切なサービスを利用すれば、中国でもLINEを快適に使い続けることができます。
VPN利用中にLINE以外の日本のサービスも同時に使えるのでしょうか?
VPNを利用すれば、LINEだけでなく他の日本のサービスも同時に利用可能です。
VPNを日本のサーバーに接続すると、日本国内にいるのと同じインターネット環境が再現されます。
VPNを使うことで、中国でもアクセスできるようになる主な日本のサービスは以下の通りです。
- Google関連サービス(Gmail、Google検索、YouTube、Googleマップ など)
- 動画配信サービス(Netflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオ、ABEMA など)
- 日本のニュースサイト(Yahoo!ニュース、NHK、日経新聞 など)
- 日本のネットバンキング・決済サービス(楽天銀行、PayPay、メルカリ など)
LINE以外の日本のサービスを使うためにも、VPNを導入してから中国に渡航しましょう。
まとめ:中国でLINEを使うにはVPN利用が必要


中国ではLINEをはじめとする多くの海外サービスが利用できませんが、VPNを活用すれば制限を回避し、LINEを通常通り使うことができます。
この記事で紹介した重要なポイントをまとめると、以下の通りです。
- 中国では政府のネット規制により、LINEがブロックされている。
- 代替アプリとしてWeChatが広く利用されている。
- 中国でLINEを利用するには、信頼できるVPNを事前に準備することが必要。
- おすすめのVPNは、UCSS、MillenVPN、かべネコVPN、良之助VPN、Surfsharkなど。
- VPNは事前に設定し、接続テストを行っておくことでスムーズに使える。
中国のネット環境は日々変化しているため、最新の情報をチェックしながら、安全にVPNを活用してLINEを利用しましょう。