【2024年6月終了】Google One VPNで何ができる？代わりのVPN・メリット・使い方を解説！

Google One VPNは、Google Oneに登録すると利用できる「VPN（Virtual Private Network）」のことです。

Google One VPNは、月250円から使えて通信スピードが速いVPNになります。

これからVPNを使おうと思っている方にとっては、選択肢の1つに入ってくるVPNです。

しかし、1つ大きな欠点があり、海外サーバーに接続することができません。

つまり、他のVPNのように、ジオブロックを解除して動画サービスを楽しんだり、Youtubeプレミアムを安くしたりできないということです。

海外サーバーに繋いで動画サービスを楽しみたい方は下記のいずれかを、サブスク料金を安くしたい方はVPNを使ったサブスク節約術をご覧ください。

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本文にて、Google One VPNでできること、メリット・デメリット、使い方を解説していますので、最後までご覧ください。

2024年6月10日にGoogle One VPN は終了予定

Google One ヘルプによると、Google One VPNは2024年6月10日に終了が決まりました。

具体的には、Google Oneアプリの機能からVPNが削除されるということです。

Google One VPNを愛用していたユーザーからは、残念だという声があがっています。

VPNを終了する理由は、「需要の高い機能に注力するため」とのことです。

Google Pixelユーザーは、引き続きGoogle One VPNを利用できます。

上記のような感じですね。

Google Pixelを使っていない方は、2024年6月10日以降、VPNが使えなくなってしまいます。

本記事では、Google One VPNの代わりに使えるおすすめVPNもご紹介しているので、これからもVPNを使いたい方はご覧ください。

Google One VPNとは？何ができる？

Google One VPNとは何なのか、どんなことができるのか解説します。

Google Oneの特典として使えるVPNサービス

Google One VPNは、グーグルが提供している有料ストレージ「Google One」の特典としてついてくるVPN機能のことです。

Google Oneのプランごとの料金やストレージ容量は、下記になります。

プラン	ベーシック	プレミアム	AI プレミアム
料金	250円/月	1,300円/月	2,900円/月
ストレージ	100 GB	2TB	2TB

Googleアカウントには無料で15GBついていますが、課金すると容量UPが可能です。

ベーシックプラン以上に加入すると、VPN機能がついてきます。

Google One VPNでできること

簡単にいえば、セキュリティを強化できます。

そもそも、VPN（Virtual Private Network）とは、通信を暗号化して、ハッキングを防いでくれるネットワークのことです。

例えば、カフェや空港のフリーWi-Fiを使うときなどに利用できます。

Google One VPNの仕組みを詳しく知りたい方は、Google One VPN のホワイト ペーパーをご覧ください。

Google One VPNを使える国と地域

Google One VPNを利用できる国と地域は、下記の22カ国です。

1. オーストリア
2. オーストラリア
3. ベルギー
4. カナダ
5. デンマーク
6. フィンランド
7. フランス
8. ドイツ
9. アイスランド
10. アイルランド
11. イタリア
12. 日本
13. メキシコ
14. オランダ
15. ノルウェー
16. 韓国
17. スペイン
18. スウェーデン
19. スイス
20. 台湾
21. 英国
22. 米国

上記の国でGoogle One VPNに登録したユーザーは、22カ国以外の地域でも利用できます。

詳しくは、「旅行時に Google One VPN を利用できる国と地域」をご覧ください。

大手VPNのNordVPNは61ヵ国、ExpressVPNは94カ国で使えるので、Google One VPNの利用エリアは少ないです。

Google One VPNのメリット

続いて、Google One VPNのメリットを3つご紹介します。

①ストレージ機能がついてくる

Google Oneのストレージ機能がついてくることは、他のVPNにはない特徴です。

ベーシックプランなら、月250円で100GBがついてきて、VPNも普通に使えます。

GmailやGoogleドライブなど、グーグル系のサービスを使っているユーザーには嬉しいメリットです。

②通信スピードが速い

Google One VPNは、通信スピードが速いです。

大手VPNのNordVPNやExpressVPNと比較しても、ほとんど同じか上回っています。

VPN名	ダウンロード	アップロード	月額料金
Google One VPN	50.0Mbps	59.0Mbps	250円〜
NordVPN	47.8Mbps	30.6Mbps	460円〜
ExpressVPN	110.0Mbps	95.0Mbps	1,029円〜

上記の「◯◯Mbps」は通信スピードの単位で、数字が大きいほど速いです。

月250円で使えて、大手VPNと同じくらい速いGoogle One VPNはコスパが高いといえます。

通信スピードの速いVPNについては、下記記事で詳しく解説しました。

③格安で使える

Google One VPNは、ベーシックプランだと月250円で使えます。

最初の2ヶ月間は月60円で使えるので、お試し感覚で2ヶ月使っても120円です。

他のVPNは安くても月300円ほどからなので、格安で使えるVPNといえます。

Google One VPNのデメリット

ここまでGoogle One VPNのメリットをご紹介しました。

一方で、デメリットもあるのでしっかりとお伝えしていきます。

①ジオブロックを解除できない（サーバーを選べない）

Google One VPNは、ジオブロックを解除できません。

なぜなら、接続先のサーバーを選択できないからです。

例えば、日本にいるときは日本のサーバーにしか接続できません。

海外限定の動画配信サービスを見たり、YouTubeプレミアムを海外の安い国から契約することは、Google One VPNでは不可能です。

ジオブロック解除を目的にVPNを使うという方は、NordVPNなどの他社VPNを使いましょう。

詳しくは、【有料VPN】おすすめ比較ランキング11選【2024年版】にて解説しています。

②VPN接続時に使えないサービスがある

Google One VPNを利用しているときに、アクセスを拒否されるサービスがあります。

例えば、メルカリやラジコ、dアニメなどでアクセス拒否や再ログインを要求されるケースがあるようです。

Google One VPNをONにしているときは、一部のサービスが使えなくなることを覚えておきましょう。（OFFにすると解消するはずです）

③VPN単体で契約できない

Google One VPNは、単体では契約できません。

なぜなら、Google Oneの特典として提供されているサービスだからですね。

ストレージ機能は不要で、VPNだけを使いたいという方は、他社VPNも検討してみましょう。

④通信ログは残る

Google One VPNのホワイトペーパーによると、下記のログは残ります。

ユーザーのプライバシーを侵害することなく全体的なエクスペリエンスの向上、サービスのデバッグ、不正行為の防止を実施するために、ユーザーに関する以下のデータが収集される場合があります。

• 過去 28 日間のサービス利用履歴。この指標では、過去 28 日間のサービス使用頻度が収集されますが、サービスが使用された具体的な日時、使用時間、データ使用量はトラッキングされません。
• 最近ユーザーが VPN セッションの確立を試みた回数。これは、許可されている同時セッション数の上限をユーザーが超えていないことを確認するために収集されます。ユーザー ID は暗号化されるため、同時セッションの確認により個人が特定されることはありません。
• サーバーエラー ログ（リクエスト データやレスポンス データは除きます）。

出典：VPN のログ記録の実践

通信内容のログが残るわけではないので、普通に使う分には問題ないかと思いますが、不安な方はノーログポリシーを掲げているVPNがおすすめです。

ノーログポリシーを掲げている代表的なVPNは、下記の3つです。

⑤返金保証・無料お試しはない

Google One VPNには、返金保証や無料お試しはありません。

大手VPNの場合、30日間の返金保証がついているサービスが大半です。

Google One VPNは「Google One」の特典として提供されるサービスになるので、返金保証などはついていません。

ただし、最初の2ヶ月は月60円で利用できるので、お試し感覚で利用できます。

Google One VPNと他のVPNの違い

Google One VPNと他社VPNの違いを表にまとめました。

サービス名	Google One VPN	NordVPN	ExpressVPN	MillenVPN	Surfshark	CyberGhost
特徴	Google One の特典	業界No.1の VPN	スピードNo.1の VPN	国産No.1の VPN	接続数無制限の VPN	サーバー数が多い VPN
サーバー台数	非公開	6,000台以上 （61ヵ国）	3,000台以上 （94ヵ国）	1,300台以上 （52ヵ国）	3,200 台以上 （100 ヵ国）	9,600台以上（91ヵ国）
同時接続台数	6台	6台	5台	10台	無制限	7台
対応デバイス	Windows/Android Mac/iPhone	Windows/Android Mac/iPhone Linux/Edge/FireTV/Chrome/プレステ/ルーター他	Windows/Android Mac/iPhone Linux/Edge/FireTV/Chrome/プレステ/ルーター他	Windows/Android Mac/iPhone	Windows/Android Mac/iPhone Linux/Edge/FireTV/Chrome/プレステ/ルーター他	Windows/Android Mac/iPhone Linux/Edge/FireTV/Chrome/プレステ/ルーター他
日本語対応	日本語OK	日本語OK	日本語OK	完全対応	日本語OK	日本語OK
ノーログポリシー	なし	あり	あり	あり	あり	あり
通信速度
料金	250〜2,900円/月	460〜1,960円/月	1,029〜1,998円/月	396〜1,738円/月	358〜1,588円/月	290〜1,790円/月
無料プラン
返金保証		30日 ※全プラン	30日 ※全プラン	30日 ※年間プランのみ	30日 ※全プラン	45日 ※月額プランは14日
公式サイト	Google One VPN 公式サイト	NordVPN 公式サイト	ExpressVPN 公式サイト	MillenVPN 公式サイト	Surfshark 公式サイト	CyberGhost 公式サイト

料金・通信スピードについては、Google One VPNに軍配があがります。

セキュリティ強化を目的にVPNを使う場合、Google One VPNほどコスパの良いVPNはありません。

一方、ジオブロック解除については他社VPNが圧倒的です。

目的にあわせて、VPNを選びましょう。

Google One VPNの登録方法

続いて、Google One VPNの登録方法をご紹介します。

Google One VPNに登録するには、

1. Google Oneに登録する
2. VPNサービスを利用する

という2ステップが必要です。

まずは、「Google Oneに登録する」のステップから解説します。

①公式サイトへいく

※Googleアカウントがない方は、こちらから無料作成しておきましょう。（メールアドレスが発行されます）

Google Oneの公式サイトへいきます。

お好きなプランの「特典を利用」をクリックしましょう。（今回はベーシックプランを選びました）

②支払いオプションを選ぶ

次に、お支払いオプションを選択します。

月払い or 年払いから選びましょう。今回は月払いにしました。

利用規約が出てくるので、「同意する」をクリックします。

③支払い方法を選ぶ

次に、お支払い方法を選択します。

• クレジットカード
• PayPal
• PayPay
• コード利用

上記の4種類からお好きなものを選びましょう。

今回は、クレジットカード払いを選びました。

入力できたら、「保存」をクリックします。

④支払いを完了する

最後に、「定期購入」をクリックすればお支払い完了です。

最初の2ヶ月間は月60円で使えることになっていますね。

3ヶ月目以降は、月250円の通常価格に戻ります。

下記のようになればOKです。

購入が完了したら、下記のようにGoogle Oneの管理画面にいきます。

VPNの使い方は、次の見出しで解説します。

Google One VPNの使い方

Google Oneへの登録お疲れさまでした。

いよいよVPNの利用をスタートしていきましょう。

①特典ページへいく

まずは、Google Oneの特典ページへいきます。

Google Oneの管理画面にいったら、下へスクロールすると「メンバーの特典」が出てくるので「詳細を表示」をクリックしましょう。

②アプリをダウンロードする

「アプリをダウンロード」をクリックして、VPNアプリをダウンロードしていきます。

アプリをダウンロードしたら、下記のようにインストールしましょう。

インストールが完了したら、アプリを開き、Google Oneを購入したGoogleアカウントでログインします。

ログインが完了したら、下記のように表示されるので、アプリに戻りましょう。

※Macを使っている場合、上部のメニューバーにGoogle One VPNのアプリが表示されています。

③初期設定をする

下記のように起動時の設定を聞かれます。

PC起動時にアプリを立ち上げたい場合、「開始時に起動する」をクリックしましょう。

スキップでも大丈夫です。

④VPNを有効化する

VPNを有効化していきましょう。

VPNを有効化すると、拡張機能がブロックされることがあります。

対処法は、下記の4ステップです。

セキュリティ面での使用許可、VPN構成の変更の追加が完了すると、下記のようにVPNの有効化が完了します。

⑤詳細設定をする

最後に、詳細設定をしていきます。

「設定を表示」をクリックしましょう。

2つの項目を設定できます。

1. 起動時にVPN接続するか
2. 広範なIPアドレスに接続する

常にVPN接続しておきたい方は、1つ目をONにします。

プライバシーを強化したい方は、2つ目をONにしましょう。

今回は2つ目のみ、ONにしてみました。設定はいつでも変えられます。

以上で、Google One VPNの使い方の説明は終了です。

好きなタイミングでVPNをONにしてみましょう。

Google One VPNの代わりのおすすめVPN3選

2024年6月10日から利用できなくなるGoogle One VPNの代わりになる、おすすめのVPNを厳選して3つご紹介します。

①NordVPN

おすすめ度：

1番おすすめのVPNは、NordVPNです。

業界No.1のVPNと言われているNordVPNは、

• ジオブロック解除に強い
• 月460円から利用できる
• 通信スピードが速くて安定している
• 全世界1,500万人以上が使っている
• パソコン、スマホともに使いやすい

という感じで、機能と料金のバランスが取れているVPNになります。

特に、ジオブロック解除に定評があるので、海外限定の動画配信サービスを見たい方や、サブスク料金を節約したい方におすすめです。

詳しくは、公式サイトをご覧ください。

NordVPNの評判や口コミについては、下記の記事でまとめています。

②ExpressVPN

おすすめ度：

2番目におすすめのVPNは、ExpressVPNです。

通信スピードの速さと安定性に定評があります。

他のVPNと比べて少し料金は高めですが、サクサクな高速通信が手に入ります。

「1ヶ月プラン」と「12ヶ月プラン」だと料金に2倍近い差があるので、「12ヶ月プラン」を選んでおいた方が圧倒的にお得です。

詳しくは、公式サイトをご覧ください。

ExpressVPNの評判や口コミについては、下記の記事でまとめています。

③SurfShark

おすすめ度：

3番目におすすめなのはSurfSharkです。

接続台数が無制限なので、スマホやタブレット、PCなど、さまざまなデバイスから同時にサーバーに接続できます。

家族でVPNをシェアして同じタイミングで使いたい時に重宝します。また、通信速度も安定していると評判です。

コスパよく使いたい、家族や友人とアカウントをシェアして使いたい人におすすめです。

詳しくは、公式サイトをご覧ください。

SurfSharkの評判や口コミについては、下記の記事でまとめています。

Google One VPNのよくある質問

最後に、Google One VPNについてよくある質問にお答えします。

まとめ：Google One VPNは終了するので他のVPNを使おう！

今回はGoogle One VPNで何ができるか、メリット＆デメリット、使い方をご紹介しました。

月250円から使えて、通信スピードがNordVPNやExpressVPNと同じくらい速く、セキュリティ強化もできるGoogle One VPNは魅力的なVPNの1つです。

Google Oneでストレージ拡張をしつつ、セキュリティも高めたい方におすすめできます。

しかし、2024年6月にはサービス終了予定です。

Google One VPNの代わりのVPNとして、下記3つをおすすめします。

いずれも、セキュリティ強化はもちろん、ジオブロックを解除して動画サービスを見たり、サブスク料金を節約することが可能です。

SurfSharkなら月300円ほどから利用できるので、チェックしてみてください。

今回は以上です。