
ロングテールキーワードってなに?SEOに効果があるって聞いたけど、実際はどうなんだろう、、、ロングテールキーワードの選び方や、記事の書き方についても知りたい。
こんな疑問を解決します。
・ロングテールキーワードとは?
・ロングテールキーワードで収益UPさせる方法
・ロングテールキーワードの選び方
・ロングテールキーワードの調査ツール

この記事を書いている僕はブログ歴6年です。副業でブログを始めて1年で月100万円を達成し、現在はブログで生計を立てています。
今回は、SEOで大切な概念であるロングテールキーワードの選び方と、ロングテールSEOのメリットについてわかりやすく解説していきます。
そして、ビッグワードでの上位表示も、無理な話ではありません。
これからSEOに挑戦したい方にこそ、SEO攻略の1つの要素であるロングテールキーワードの重要性を知ってほしいです。
本記事を読み終えると、ロングテール知識ゼロの状態から、ロングテールキーワードで収益UPさせる方法について理解することができます。
それでは、前置きはこの辺にして、ご説明していきます。
※そもそも、SEOキーワードって何?どうやって選べばいいの?という方は、下記の記事を先にご覧ください。
>> SEOキーワード選定のやり方を初心者向けに解説【おすすめツール】
ロングテールキーワードとは?

「そもそも、ロングテールキーワードとは何か?」という基礎知識をご紹介します。
①:ロングテールキーワードとは?
②:ビッグ・ミドルワードとの違い
③:ロングテールキーワードのメリット
①:ロングテールキーワードとは?
ロングテールキーワードとは、3〜4語の単語を組み合わせた複合キーワードで、検索数が少ないという特徴があります。
目安としては、月間検索ボリューム1,000未満のキーワードです。
ロングテールキーワードは、検索ボリュームが少ないため、ビッグ・ミドルキーワードより競合が少なく、上位表示させやすい傾向にあるのです。
生き物のしっぽのように、細く長く続いており、キーワードの数も無限大に存在しています。(下図参照)
法人メディアはビッグワード、ミドルワードを優先的に書いてくるので、個人は基本的にロングテールキーワードで戦うことになります。
とはいえ、近年では、法人メディアもロングテールキーワードまで書いてくるようになったので、戦い方を考える必要があります。
②:ビッグキーワード・ミドルキーワードとの違い
ロングテールキーワードに対して、ビッグキーワードやミドルキーワードも存在します。
①ビッグキーワード:1語のキーワード。検索ボリューム1万以上が目安。検索上位は法人メディアで占められていることが多く、個人だと攻略は難しい。
②ミドルキーワード:1語or2語のキーワード。検索ボリューム1,000以上が目安。検索上位は法人メディアで占められているが、個人でも上位表示している特化ブログがちらほら見つかることもある。
③ロングテールキーワード:3〜4語のキーワード。検索ボリューム1,000未満が目安。検索上位に個人ブログも多くなり、攻略は比較的容易といえる。
比較表にまとめてみると、下記のような感じになります。
種類 | 語数 | 検索ボリューム | 難易度 | キーワード例 |
---|---|---|---|---|
ビッグ キーワード | 1語 | 10,000以上 | 高 | [小説] |
ミドル キーワード | 1〜2語 | 1,000以上 | 中 | [小説 泣ける] |
ロングテール キーワード | 3〜4語 | 1,000未満 | 低 | [小説 文庫 おすすめ] |
ブログ初心者の方は、「ひとまずロングテールキーワードを取っていく」というスタンスで運営していきましょう。
ロングテールキーワードの選び方については、後述します。
ロングテールキーワードで検索上位が取れてきたら、ミドルキーワードにも挑戦していく感じです!
③:ロングテールキーワードのメリット
ロングテールキーワードを狙うメリットは、下記のような感じです。
①上位がガラ空きなことがある
②検索意図がハッキリしている
③法人メディアの優先度が低い(予算的に)
④新しいキーワードが生まれやすい
SEOは、検索上位というパイを奪いあう「パイ取りゲーム」です。
各プレイヤーは、より大きいパイを取ろうと、ビッグ・ミドルキーワードを狙うので、結果としてロングテールキーワードは優先度が下がります。
もちろん、収益性の高いロングテールキーワードは、法人メディアという名のプロ選手が攻めてきます。
具体的には、 [ クレカ おすすめ 年会費無料 ] などのキーワードですね。
つまり、個人ブログはまだ法人メディアの参入が少ない、ロングテールキーワードをメインに狙うのが効率的な戦い方ということになります。
大きな資本で攻める企業サイトがカバーしにくいロングテールキーワードを狙えば、個人サイトでも企業サイトに勝つことだってできます。
ロングテールキーワードで収益UPさせる方法

続いて、実際にロングテールキーワードで収益UPさせる方法について解説していきます。
①:ロングテールで収益UP
②:ロングテール→ビッグワード
③:ロングテール記事は3,000文字
①:ロングテールで収益UP
ロングテールで収益UPするには、「法人メディアが書きにくいけど、商品選びで迷っている読者が知りたいニーズを拾えるキーワードで記事を書く」ということです。
しかし、下記のような企業が書きにくいキーワードで上位を取れると、収益が生まれやすいのです。

広告主がサブディレクトリで記事を書いている場合、他社サービスを悪くいうことは倫理的にできません。
そのため、商品比較のキーワードなどは狙い目になります。
その他、「評判 悪い」などのネガティブ系のキーワードは上位が空いていることも多いので、狙いやすいです。
成果発生に持っていくには、「実は評判は悪くない」or「評判は悪いので他サービスを紹介」というパターンがよくあります。
②:ロングテールを積み上げてビッグワードをとる

いまはロングテールキーワードを狙ってるけど、いつかはミドル・ビッグワードでも上位表示させたい!
このように思われる方に朗報です。
ロングテールキーワードは、積み重ねるとミドル・ビッグワードでもSEO上位を狙えます。
「映画 おすすめ」60,500
↑ 内部リンク
「映画 おすすめ 恋愛」880
「映画 おすすめ 邦画」2,900
「映画 おすすめ アクション」210
上記のような感じで、上位にあげたいキーワードに対して、他の記事からリンクを集めてあげることで、リンクジュースが分配され評価されやすくなります。
とはいえ、リンクジュースを集めても、「サイト内で重要な記事」とGoogleに認識してもらえるだけです。
評価を上げたければ、質の高い被リンクを獲得しましょう。
③:ロングテール記事に必要な文字数は3,000文字以上
ロングテール記事に必要な文字数は、約3,000文字です。
もちろん、キーワードによって変わりますが、1つ目の目安として3,000文字です。
SEOと文字数の関係については、下記記事で詳しく解説したのでご覧ください。
>> ブログに最適な文字数は存在しない話【ヒント:読者視点】
ロングテール=情報量が少ないという場合が多いので、コンテンツ内容が充実したロングテール記事を投下することで、上位を目指せるはずです。
ロングテールキーワードの選び方

ロングテール記事のキーワード選定の方法について、お話ししていきます。
①:ビッグワード+関連キーワード
②:検索ボリュームは気にせずOK
③:キーワード選定をしたら記事量産
①:ビッグワード+関連キーワード
ロングテール記事のキーワードの選び方は、「ビッグワード+関連キーワード」です。
関連キーワードとは、ビッグワードと一緒に検索されることの多いキーワードや、サジェストキーワードです。
例えば、Googleの検索窓に「映画 おすすめ」というビッグワードを入力すると、サジェストワードが表示されます。

上記の「アマプラ」「上映中」「洋画」などがサジェストワードです。
ラッコキーワードというツールを使えば、サジェストキーワードを一括で表示させられます。

全キーワードをコピーできるので、エクセルなどにまとめて整理してみましょう。
また、有料プランに加入すると、検索ボリュームもリサーチ可能です。
ラッコキーワードを使った検索ボリュームの調べ方は、ラッコキーワードで検索ボリュームを調査するにて画像つきで解説しているのでご覧ください。
ロングテール記事は、このようなサジェストワードを参考にしつつ、キーワード選定していきましょう。
②:検索ボリュームは気にせずOK

「ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ないから、書いても意味がないのでは?」
こんな風に思われる方も多いと思います。
しかし、ロングテール記事を書くときは、基本的に検索ボリュームは気にしなくてもOKです。
検索ボリュームが少ない記事でも、思わぬキーワードで流入する事がよくあります。
狙っていたキーワード以外にも、他のキーワードで3位に表示されていたので、アクセスが思ったより集まったという感じですね。
このように、検索ボリュームにとらわれずに、ニッチなキーワードを攻めていきましょう。
③:キーワード選定をしたら記事量産
キーワード選定が完了したら、あとはひたすらに記事を量産していきましょう。
ロングテールSEOは陣取りゲームとも言われています。
サジェストキーワードから順番に取っていき、サーチコンソールやSNSでお宝キーワードを探して、上位を獲得していきましょう。
記事を量産するには、テンプレートに沿って書くのがおすすめです。
>> 初心者でもスラスラ書けるブログの記事作成テンプレートを解説!
キーワード選定をしてからコツコツと記事を積み上げていくことで、ビッグワードでも上位表示させられるようになるはずです。
記事公開から1ヶ月ほど経過したら、検索順位チェックツールで確認しましょう。
おすすめの検索順位チェックツールは下記記事でご紹介しました。
ロングテールキーワードを探せるツール4選

ロングテールキーワードを探すときにおすすめのツールを4つご紹介します。
①:サーチコンソール
②:ラッコキーワード
③:Ahrefs(エイチレフス)
④:X(ソーシャルメディア)
①:サーチコンソール
1つ目は、Googleが提供するサーチコンソールです。
※クエリ=キーワードと思ってOKです。
- 表示回数が多い順に並べ替える
- 上位のクエリをチェックする
- 狙っていないクエリを発見する
狙ったクエリではなく、狙っていないのに、意図せず表示されているクエリを探しましょう。
意図せず表示されているクエリについては、「そのクエリを狙って記事を書けば、アクセスが取れる可能性あり」ということです。

「フィルタを追加」のところに、指定したいページのURLを入力すると、指定した記事ページのクエリが出てきます。
記事ごとにクエリを探していきたい場合、ページを指定してチェックしてみましょう。
サーチコンソールは、すでに記事を書いていて、Googleにインデックスされている人が使えるツールです。
まだ条件を満たせていない人は、②以降のツールをご活用ください。
サーチコンソールを使って、リライトする方法についてはサーチコンソールを活用してリライトすべき記事を選ぶ方法にてご紹介しています。
②:ラッコキーワード
2つ目は、ラッコ社が提供するラッコキーワードです。
サジェストキーワードを探すことができます。
サジェストキーワードには、3〜4語のロングテールがたくさん含まれているのです。

上記のように、気になるキーワードを入力すると、サジェストキーワードが一覧で表示されます。
サジェストキーワードの中で気になったものがあれば、それを入力すると、「サジェストキーワードのサジェストキーワード」が表示されるので見てみましょう。


上記のような感じですね。
サジェストキーワードは、Google検索でも探せるのですが、ラッコキーワードを使えば、50音+アルファベットまで一気にリサーチできるので手間が省けます。
月10回までは無料で使えるので、まずは試してみましょう。
③:Ahrefs(エイチレフス)
3つ目は、Ahrefs社が提供しているAhrefsです。
Ahrefsはシンガポールにある会社で、日本では株式会社フルスピードが代理店として販売しています。
最低でも月16,000円以上はするので、上級者向けのツールです。
Ahrefsの「Keywords Explorer」を使えば、ロングテールキーワードを効率的に探せます。

そうすると、キーワードが一覧で表示されるので、検索ボリュームでソートして、1,000未満のキーワードをチェックしていきましょう。
キーワード自体が違っていても、検索意図が同じものは1記事だけ書くようにします。
「検索意図ってイマイチ分からないなぁ」という方は、下記記事に目を通してみましょう。
④:X(ソーシャルメディア)
4つ目は、Xなどのソーシャルメディアです。
Xの検索窓で、調べたいトピックについてリサーチしてみましょう。
Xでロングテールキーワードを探す場合、検索ボリュームが0のキーワードが見つかることもよくあります。
しかし、読者の悩みは確実に存在するキーワードですので、書いておくべきです。
SNSでは、ツールで機械的に探していては見つけられないキーワードがたくさん見つかります。
中には、お宝キーワードも隠れていたりするので、くまなく探してみましょう。
まとめ:ロングテールSEOでニッチに攻めていこう!

今回は、ロングテールキーワードで収益UPする方法をご紹介してきました。
ロングテールSEOは地道な作業が多いですが、1本1本のコンテンツを充実させていきましょう。
今回は以上です。