死ぬこと以外かすり傷の書評・要約を知りたい
こんなお悩みにお答えします。
『死ぬこと以外かすり傷』は幻冬社の箕輪厚介氏による処女作です。
発行部数12万部でベストセラーとなったビジネス書です。
重版が決まって死ぬカス12万部突破!処女作で大ベストセラー。こんな売れるとは思わなかった。 pic.twitter.com/2cPBnQ18jz
— 箕輪厚介(アジア進出)死ぬこと以外かすり傷 (@minowanowa) 2019年2月14日
箕輪厚介氏は、双葉社時代に与沢翼さんから制作費3,000万円を投資してもらい『ネオヒルズジャパン』を創刊し大ヒットを記録。
その後、幻冬社の社長、見城徹さんによる『たった一人の熱狂』は初編集で、12万部のベストセラーへと導き、鳴り物入りで幻冬社へ入社。
サラリーマンをしながら月額5,940円で会員1,300人のオンラインサロン「箕輪編集室」や、NewsPicksとコラボしNews Picks Bookという新レーベルを立ち上げ、ベストセラーを連発して1年で累計100万部を達成しています。
今回は、そんな『死ぬこと以外かすり傷』の書評・要約をしていきます。
それでは、いきましょう。
死ぬこと以外かすり傷の基本情報
死ぬこと以外かすり傷の基本情報について見ていきます。
書名:死ぬこと以外かすり傷
著者:箕輪厚介
出版月:2018年8月28日
出版社:マガジンハウス
定価:本体1,400円+税
著者の箕輪氏のプロフィールはこちらです。
箕輪 厚介(みのわ こうすけ)
幻冬舎編集者。1985年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2010年双葉社に入社。ファッション雑誌の広告営業としてタイアップや商品開発、イベントなどを企画運営。広告部に籍を置きながら雑誌『ネオヒルズ・ジャパン』を創刊しアマゾン総合ランキング1位を獲得。2014年、編集部に異動。『たった一人の熱狂』見城徹、『逆転の仕事論』堀江貴文を編集。その後幻冬舎に移籍し、2017年にNewsPicks Bookを立ち上げ、編集長に就任。創刊1年で100万部突破。また1300名の会員を擁する日本最大級のオンラインサロン「箕輪編集室」を主宰。既存の編集者の枠を超え、様々なコンテンツをプロデュースしている
タイトルが『死ぬこと以外かすり傷』なので内容がわかりにくいですが、本書は以下の6章で構成されています。
第1章 予定調和を破壊せよ
第2章 自分の手で稼げ
第3章 名前を売れ
第4章 手を動かせ
第5章 癒着せよ
第6章 熱狂せよ
今やどこでも引っ張りだこになった箕輪氏の、成功までの道のりや人生哲学がわかりやすい実体験をもとに語られています。
全173ページありますが、30分ほどでスイスイ読めてしまいます。
死ぬこと以外かすり傷の要約まとめ
続いて、要約についてご紹介します。
要約①:熱狂できることだけに多動力を投下する
要約②:憑依できるくらいブンセキして癒着する
要約③:自分でお金を稼いで名前を売る
ひとつずつ解説していきます。
要約①:熱狂できることだけに多動力を投下する
多動力の本質は、あれこれ手を出すことではない。まず何か一つで突き抜けるということだ。なにか一つのジャンルで日本のトップになるから、横展開が可能になるのだ。何かのトップだから他のトップから声がかかるのだ。
出典:『死ぬこと以外かすり傷』 118pより
自分が熱狂できることだけを選んで、夢中になってやり抜くことの大切さが語られています。
「多動力」とは堀江貴文氏の著書の言葉で、いくつものことを同時並行でこなす力のことです。
「多動力」をしっかり読み込むと分かるのだが、実は「多動力」の本質は「不動力」です。あれこれなんでもやるのではなく、自分にしかできないこと、ワクワクすること以外は全部アウトソーシングする。だからこそ多動でい... #NewsPicks https://t.co/i195dWV2L4
— 箕輪厚介(アジア進出)死ぬこと以外かすり傷 (@minowanowa) 2018年3月1日
なんでも手を出すという意味に捉えられがちな「多動力」ですが、本当に熱狂できることだけを選択して集中するというのが本質です。
要約②:憑依できるくらいブンセキして癒着する
相手が何を求めているのか、どんな本性なのかを、相手自身が気づいていないところまで想像し、理解し言語化することができれば、なんの実績もなくても信頼を勝ち取ることができる。
そうなって初めて人間として信頼してもらえるのだ。
相手が自分に憑依してくるまで、想像して創造し尽くせ。
出典:『死ぬこと以外かすり傷』 130pより
編集者は、ベストセラーを書けるであろう著者を口説き落とす必要があります。
箕輪氏は、ビジネス書を専門に書く人ではなく、最前線で事業を行なっている起業家など、多忙な人をターゲットにして口説き落とします。
見城徹、堀江貴文、与沢翼…大ヒット本編集者が内幕暴露!第1回目。
— 箕輪厚介(アジア進出)死ぬこと以外かすり傷 (@minowanowa) 2015年6月28日
20代からの「超大物」の口説き方 http://t.co/FB4LC8thaS @takapon_jp
堀江貴文、落合陽一、前田祐二など稀代の経営者・研究者を口説き落とすために、徹底的に相手を憑依レベルでブンセキすることが重要であると語られています。
要約③:自分でお金を稼いで名前を売る
僕より編集という技術がうまい編集者などごまんといるだろう。しかしムーブメントを起こし熱を生むことができる人はほとんどいない。
自分の手で現象を起こす人間になるためには、結果を残すと同時に自ら伝説を打ち立てなければならない。
「ブランド」に人も金もついてくるのだ。
出典:『死ぬこと以外かすり傷』 83pより
会社の看板はいつ外れることになるか分かりません。
大企業だって経営破綻したり倒産する時代です。
会社の看板を利用させてもらい、自分という名前を売ってブランド化することは、会社が倒産しても生きていく食い扶持をつくる上で、重要です。
ブランド人になれ!
— 箕輪厚介(アジア進出)死ぬこと以外かすり傷 (@minowanowa) 2018年7月9日
に書いてあることって、こっち界隈だと当たり前なんだけど、やっぱり普通の企業勤めの人は、その発想もないことが多いんだよね。だから何回も何回も元気よく発信してサラリーマン社会がちょっとでもパワフルになればいい。
死ぬこと以外かすり傷の書評
続いて、死ぬこと以外かすり傷の書評をご紹介していきます。
書評①:”編集者” 箕輪厚介の成功までの軌跡を追体験できる
書評②:”会社の奴隷”として死なないための羅針盤となる1冊
解説していきます。
書評①:”編集者” 箕輪厚介の成功までの軌跡を追体験できる
箕輪氏が大ヒットを生んできた過程には、どんなことがあったのか、新卒で入社した双葉社時代から現在の幻冬社時代まで、成功までの軌跡を追体験できます。
これまで編集してきた本のエピソードとともに、箕輪氏が何を考えどのように行動したのかが、リアルに描かれているんです。
例えば、与沢翼さんとタッグを組んだ『ネオヒルズジャパン』や、直筆の手紙で出版することを勝ち取った、見城徹さんの『たった一人の熱狂』の制作秘話がそのまま書かれています。
編集者としての箕輪氏が何を考え、どのように行動してきたのか、リアリティーとともに伝わってきます。
書評②:”会社の奴隷”として死なないための羅針盤となる1冊
本書は、あなたの人生を”会社の奴隷”から解放するための指南書となるでしょう。
サラリーマンを続けながらも、会社をうまく利用して個人の名前を売っていく方法や、自由な人生を歩むためのマインドセットを植えつけてくれます。
例えば、箕輪氏が勤める幻冬社も、以前は副業OKなムードがなく、箕輪氏の成功事例をみて会社としてもだんだんと変わっていったそうです。
『死ぬこと以外かすり傷』は”会社の奴隷”として死なないための羅針盤となる1冊です。
死ぬこと以外かすり傷を読むべき人
ここまで要約・書評を紹介してきました。
続いては、死ぬこと以外かすり傷を読むべき人をご紹介します。
- 人生がつまらないと思っている人
- 自分は不遇でチャンスに恵まれていないと思っている人
- 会社にしがみつかない生き方をしたい人
上記のいずれかにあてはまる人は、本書を読むと悩みが解決されると思います。
特に、時代の変化が激しい大海原で航海をしている20代や30代には、読んでもらいたい1冊です。
自分が変わろうとする時は、周りからの目が気になったり、痛みを伴いますよね。
そんな時、バイブルとして『死ぬこと以外かすり傷』を手に携えていれば、時代の大波に飲み込まれても航海を続けることができるでしょう。
死ぬこと以外かすり傷を読むべき理由
最後に、死ぬこと以外かすり傷を読むべき理由をご紹介します。
理由①:箕輪厚介の成功事例は誰でも真似できるから
理由②:本のエナジードリンクとしてパワーをもらえるから
解説していきます。
理由①:箕輪厚介の成功事例は誰でも真似できるから
1つ目の理由は、箕輪氏の成功事例は誰でも真似できるからです。
大学卒業後、新卒で入社して転職を経験している箕輪氏は、学生時代から起業していたわけでもTVに出演していたわけでもありません。
自分の熱狂できることだけに夢中で取り組み、結果を残してきました。
あなたにも熱狂できることの1つや2つはあるはずです。
下手くそでも失敗しても気にせず、目的だけをにらみ続けることで、箕輪氏のような成功を手にするチャンスはいくらでも転がっています。
本書は、そんな灯台下暗しなチャンスに気づかせてくれます。
理由②:本のエナジードリンクとしてパワーをもらえるから
箕輪氏の言葉は、読んでいる者の心臓を鷲掴みにして、心拍数を上げてくるようなじっとりとした熱を帯びています。
エナジードリンクのレッドブルが肉体に翼を授けてくれるのならば、『死ぬこと以外かすり傷』は精神に翼を生やしてくます。
あなたの奥底に眠っている自由への本能を呼び覚まし、いい意味で人生のボタンを掛け違えるきっかけとなるパワーを授けてくれます。
『死ぬこと以外かすり傷』という人生哲学を手に入れ、今日から革命を起こしましょう。
まとめ
今回は、『死ぬこと以外かすり傷』について書評・要約をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
天才編集者である箕輪氏の生き様は、今まで編集してきた本によってできているそうです。
各界の天才たちの、知恵の原液を浴びている箕輪氏の泥臭い言葉は、読んでいる者の心を動かしてくれます。
『死ぬこと以外かすり傷』を買おうと思った方は、Amazonや楽天でポチってみてください。
今回は以上です。
ではでは。