SEO集客をして成果に繋げたいので、キーワード選定のやり方を教えてほしい!
おすすめのツールもあれば紹介してください。
こんなお悩みを解決します。
・キーワード選定とは?
・キーワード選定の重要性
・キーワード選定のやり方
・キーワード選定の後にやること
この記事を書いている僕はブログ歴6年です。副業でブログを始めて1年で月100万円を達成し、現在はブログで生計を立てています。
今回は、SEOキーワード選定のやり方について解説します。
30個強のキーワードでSEO1位を獲得しています。
おそらく、この記事を読んでいるあなたも、SEOでサイト集客を成功させたいと考えているのではないでしょうか?
SEOは、キーワード選定が命です。
そのくらい、SEOキーワード選定は重要です。
本記事では、そんなSEOキーワードの選び方をわかりやすくご紹介しています。
ぶっちゃけ、本質を理解すればキーワード選定は難しくありません。この記事を読み終えると、あなたもSEOキーワード選定を攻略できますよ。
キーワードを選んだ後にやるべきことまで解説してますので、安心してください。
前置きが長くなりました。
それでは、キーワードの選び方を解説していきます。
※「SEOの仕組みと検索順位を上げる方法を先に知りたい!」という方は、下記記事を読んでから、本記事に戻ってくることのがおすすめです。
SEOキーワード選定とは?
SEOキーワードとは、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで検索する語句のことです。
ユーザーは知りたい情報を手に入れるために、キーワード検索します。
ユーザーがキーワード検索をすると、検索エンジンが検索結果を返してくれます。
SEOキーワード選定とは、検索されるキーワードを先回りして選定しておく作業です。
上の例でいえば、選定すべきSEOキーワードは [ コーヒー豆 おすすめ ] になります。
SEOキーワードに対するコンテンツを作成しておくことで、検索上位を狙うわけです。
次に、キーワード検索されたときに、インデックスされたコンテンツをランキング化して、検索結果に表示します。
上記のような仕組みで、Googleの検索結果が表示されているということです。
実際、 [ コーヒー豆 おすすめ ] で検索してみると、「コーヒー豆のおすすめランキング」といった記事が1位に表示されました。
1位の記事は、コーヒー専門家が監修に入り、バリスタが「コーヒー豆55種の比較ランキング」をわかりやすく紹介していました。
「おすすめのコーヒー豆が知りたい」という読者ニーズが満たされている記事ですね。
まとめると、キーワードとは検索エンジンで検索される語句のことで、SEOで上位を取るためにはキーワード選定をしておく必要があるということです。
SEOキーワード選定が重要視される理由
キーワード選定が重要視される理由は、SEOにおけるセンターピンの役割を果たすからです。
どれだけ素晴らしい記事コンテンツを作成しても、キーワード選定せずに書いていたら、アクセスは集まらないんですね。
最初にセンターピンめがけてボウリング玉を投げるように、最初にキーワード選定からスタートしましょう。
キーワード選定は、SEOにおける「ターゲット(誰)」を決める作業です。
例えば、 [ 京都 ランチ おすすめ ] というキーワードの場合、「京都でランチを探している人」がターゲットだとわかりますよね。
キーワード選定がバチっと決まれば、SEOでやるべきことは非常にシンプルになります。
このように、SEOにおいてキーワード選定が重要視されるのは、SEOのターゲットを決める役割があるからです。
SEOキーワード選定のやり方手順
SEOキーワード選定のやり方を4つの手順でわかりやすく解説していきます。
手順①:キーワード候補を洗い出す
手順②:検索ボリュームを調査する
手順③:キーワードの優先順位を決める
手順④:「1検索意図1記事」で作成する
1つずつ、事例を用いながらご紹介しますね。
手順①:キーワード候補を洗い出す
SEOのキーワード候補を洗い出しましょう。
キーワード候補を洗い出す方法としては、下記の3つがおすすめです。
①:思いつきでキーワードを出す
②:サジェストキーワードを調べる
③:競合サイトを参考にする
1つずつ見ていきましょう。
①:思いつきでキーワードを出す
あなたのWEBサイトで狙いたいターゲットを、頭の中に思い描いてみましょう。
そのターゲットは、どんなことに困っていて、どんなことを知りたいのでしょうか?
例えば、あなたは家具ECサイトを運営しているとします。
ターゲットが「1人暮らしの会社員」で、お悩みが「4月から上京して使うオシャレなシングルベッドを見つけたい」だとしましょう。
では、そんなお悩みを抱えているユーザーは、どんなキーワードで検索するでしょうか?
① [ シングルベッド おしゃれ 安い ] :おしゃれなシングルベッドを安く買いたい
② [ 1人暮らし ベッド 相場 ] :1人暮らしのベッドの料金相場を知りたい
③ [ シングル セミダブル どっち ] :シングルとセミダブルどっちがいいか知りたい
パッと思いついた「キーワード」と「検索意図」をリストアップしてみました。
こんな感じで、思いついたキーワードをリストアップして、エクセルやスプレッドシートにまとめてみてください。
とにかく発散することに集中しましょう!
最低でも、30個以上はキーワードをリストアップしておきたいです。
②:サジェストキーワードを調べる
2つ目は、サジェストキーワードを調べることです。
例えば、下記のような感じですね。
入力したキーワードの後ろに、「セット」や「費用」、「おしゃれ」などが表示されました。これがサジェストキーワードです。
このサジェストキーワードを集めていくことで、キーワード候補がグッと広がります。
ラッコキーワードというツールを使えば、サジェストキーワードを一括で取得できます。
また、50音+アルファベット順で、関連性の高いキーワードを一緒に取得してくれます。
右上のボタンを押せば、コピーやCSVのダウンロードも可能です。
③:競合サイトを参考にする
3つ目は、競合サイトのキーワードを参考にすることです。
正直、一番効果的なキーワード洗い出しの方法と言ってもいいでしょう。
例えば、 [ 1人暮らし 家具 おすすめ ] で検索して1ページ目に出てきた、WEBメディアやブログなどを、ラッコキーワードで分析します。
検索1位のWEBメディアを分析してみました。
ラッコキーワードの「サイト調査」をクリックして、ドメインを入力して、「検索」をクリックします。
「検索」をクリックすると、推定アクセス数、100位圏内のキーワードの数が表示されます。
下にスクロールすると、どんなキーワードで何位に入っており、どのくらいのアクセス数があるのかなど、一覧で表示することができます。
ラッコキーワードの無料プランだと、獲得キーワードは10件までしか分かりません。
10件だとさすがにリサーチ量が不足するので、50件までわかるエントリープラン(月440円)か、300件までわかるライトプラン(月990円)がおすすめです。
競合サイトがどんなキーワードで検索上位を取っているのかリサーチすることで、あなたが狙うべきキーワードがわかってくるはずです。
手順②:検索ボリュームを調査する
次は、キーワードの検索ボリュームを調べていきます。
検索ボリュームは、ラッコキーワードの機能を使って調べられます。
手順を画像つきで解説していきますね。
①ラッコキーワードの有料プランに登録
②「一括キーワード調査」でデータ取得
③検索ボリュームをチェック
手順を詳しく解説します。
①ラッコキーワードの有料プランに登録する
キーワードの検索ボリュームは、ラッコキーワードを使って調べます。
ラッコキーワードの有料プランに加入すれば、検索ボリュームを調査可能です。
検索ボリュームを調べるときに課金して、使わなくなったら解約することもできます。
ラッコキーワードの料金プランから「エントリープラン(月440円)」もしくは「ライトプラン(月990円)」を選択しましょう。
僕は月100回まで検索ボリュームをチェックできる「ライトプラン」に課金しています。初心者は「エントリープラン」で問題ないかなと。
ラッコキーワードのトップページから、「一括キーワード調査」のプルダウンをクリックします。
そうすると、一括キーワード調査の画面になります。
②「一括キーワード調査」でデータ取得する
一括キーワード調査のページが表示されたら、調査したいキーワードをペースとして「データ取得」をクリックします。
下記のように、ラッコが仕事しているアイコンをみながら待ちます。
調査が完了すると、各サジェストキーワードごとの、
- 月間検索数:1ヶ月に何回Googleで検索されているか?
- 変化率:過去12ヶ月の検索ボリュームに対する、直近1ヶ月の検索ボリュームの割合。数字が大きいほど、最近よく検索されていることがわかる。
- CPC($):高いほど収益性の高いキーワード
- 競合性:Google広告の入札の競合性が高い=人気のキーワード
が分かります。
サジェストキーワードの一覧から、そのままキーワードの検索ボリュームを調査することも可能です。
サジェストキーワードの一覧を表示したら、右上の「月間検索数を取得する」をクリックします。
そうすると、一括キーワード調査のページに移り、検索欄にサジェストキーワードが挿入された状態になります。
あとは、先ほどと同じように「データ取得」をクリックすればOKです。
③検索ボリュームをチェックする
データが表示されたら、「検索ボリューム(月間検索数)」をチェックしていきましょう。
上記のように表示されます。
右上にある「CSV」をクリックすると、ダウンロードすることも可能です。
※エクセルやスプレッドシートに直接コピペしたいという人は、「コピー」でも構いません。
それぞれ、表示順を変更できるので、好きなソート順に並べてみてください。
また、「合計グラフ」というタブをクリックすると、過去12ヶ月の検索ボリューム数がグラフで表示されます。
続いて、抽出したサジェストキーワードごとの月間検索ボリュームを使って、キーワードの優先順位をつけていきます。
手順③:キーワードの優先順位を決める
次に、どんな順番でキーワードを対策するか、優先順位を決めます。
①:SEO対策しないキーワードを消去する
②:キーワードの対策ページを策定する
③:成果に近いキーワードから対策する
①:SEO対策しないキーワードを消去する
最初に、不要なキーワードを洗い出すための、仕分け作業をします。
①検索ボリュームがないキーワード
②検索上位をほぼ取れないキーワード
③成果と関係のないキーワード
キーワード整理には、エクセル(もしくはGoogleスプレッドシート)が便利です。
ラッコキーワードで抽出したキーワードを、「ノイズ除去&コピー」をクリックして、エクセルやスプレッドシートに貼り付けます。(CSVアップロードでもOK)
下記のようになりますので、これをキーワード整理していきます。
検索ボリュームが「0」の場合、検索1位をとってもアクセスを見込めないため、この段階でキーワードリストから消去します。
もしも、「ツール上では検索ボリュームがなくても、読者のために絶対必要!」と思うキーワードがあれば、残しておきましょう。
その後、YMYLジャンルで上位の取れないキーワードを消去します。
例えば、検索1ページ目に政府機関や銀行ドメイン、病院ドメインなどで埋まっている場合、どれだけ頑張っても上位を取ることは不可能といえます。
このように、YMYLジャンルで上位を取れないキーワードは外しましょう。
一方、SEOの成果(アフィリエイト報酬、資料DL、商品購入)と関係のないキーワードも、リストから消去します。
残ったキーワードが、対策すべきキーワードリストです。
②:キーワードの対策ページを策定する
不要なキーワードを整理したら、対策ページを策定します。
SEO難易度の低いキーワードは「記事ページ単体」で対策し、SEO難易度の高いキーワードは「記事ページ群」で対策するのがおすすめです。
例えば、 [ 一人暮らし 家具 おすすめ ] はSEO難易度が「47」なので、内部リンクでリンクジュースを集めた「記事ページ群」で対策するイメージになります。
ドメインパワーによりますが、SEO難易度「40」以上のキーワードになると、「記事ページ単体」で上位表示するのは難しいため、「記事ページ群」で対策していきましょう。
上記を踏まえて、キーワードごとの対策ページを記入していきます。
今回は例ということで、検索ボリューム100以上のキーワードを整理しました。
「キーワード種類」のメインとサブは、リンクジュースをサブ→メインで流すという意味です。(サブ記事からメイン記事に内部リンクを張るということ)
キーワード整理のポイントは、
- 検索意図が近くてメイン・サブの関係ができるキーワード群を同じ色でまとめる
- 対策ページには「記事ページ群」か「記事ページ単体」かを記入する
- 成果の近さには「そのキーワードで上位を取ると成果につながるか?」を示す
- 狙わないキーワードはグレーでまとめておく
の4点です。
自分でキーワード整理しているうちに、感覚をつかめるはずです。
③:成果に近いキーワードから対策する
キーワード整理が終わったら、対策(コンテンツ作成)の優先度を決めていきましょう。
優先順位をつけるポイントは、成果から近く、上位を取りやすいキーワードです。
- 成果から近いキーワード:売れやすいキーワードのこと。 [ ◯◯ おすすめ ] [ ◯◯ 始め方 ] [ ◯◯ 評判 ] [ ◯◯ ◯◯ 比較 ] といった、商品購入前によく検索されるキーワードが成果から近いキーワードです。
- 上位を取りやすいキーワード:SEO難易度が30未満のキーワード。ドメインパワーが弱いなら、20未満を目安に考えると良いです。
「成果の近さ」と「SEO難易度」をマトリックスにすると、下記のような感じです。
成果に近いほど、SEO難易度も上がります。
そのため、「成果に近いけど、SEO難易度は低い」というお宝キーワードが見つかったら、最優先で対策していきましょう。
初心者のうちは、どれが成果に近いのかイメージしにくいと思います。
自分がネットでモノを買う前に、どんなキーワードで検索するか考えてみるとヒントが見つかるはずです。
手順④:「1検索意図1記事」で作成する
最後のステップは、コンテンツ制作です。
基本的に、1つの検索意図に対して、1つの記事を書きます。
コンテンツ制作の手順は、
①:想定読者と検索意図を決める
②:内部リンクを設計する
③:ロングテールキーワードも書く
の3つです。
①:想定読者と検索意図を決める
制作する記事のキーワードを決めたら、
- 想定読者:読んでくれる読者のイメージ
- 検索意図:読者が本質的に何を知りたいか
を考えていきましょう。
例えば、「一人暮らし 家具 おすすめ」で考えてみます。
想定読者は、一人暮らしを始める予定の人ですね。
検索意図は、どんなコンテンツを作ればいいかを決める指針になります。実際の検索結果を見ながら、読者のニーズをくみとっていきましょう。
サジェストキーワードをみると、
- 安い:価格が安めの家具
- 女性:女性むけ
- 便利:機能性が高い
というニーズがわかります。
実際の検索結果は以下のとおりです。
上位記事の切り口として、
- 1人暮らしに必要な家具
- 1人暮らしにおすすめの家具
- 家具の種類や選び方のコツ
あたりが目に入りますね。
上記を踏まえつつ、検索意図を考えてみました。
・一人暮らしに必要なおすすめ家具をランキングで知りたい。
・一人暮らしの家具の選び方を知りたい。
・一人暮らしの家具選びで失敗したくない(お金かかるし、変更できないし)
こんな感じでしょうか?
顕在的ニーズとは、すでに目に見えているニーズのことです。サジェストキーワードや検索結果からわかります。
潜在的ニーズとは、読者すら気づいていない、本質的に知りたいことです。
今回であれば、一人暮らしの家具をうまく選ぶことで、一人暮らしを成功させたい欲求ですね。
「想定読者」と「検索意図」が決まったら、実際に記事を書いていきましょう。
「記事の書き方について詳しく知りたい」という方は、【失敗しない】ブログ記事の書き方を初心者向けにわかりやすく解説をご覧ください。
②:内部リンクを設計する
SEO上位を目指すなら、関連記事を増やしましょう
なぜなら、検索ボリュームの多い記事では、記事単体でSEO上位をとるのが、難しいからです。
このとき、Googleに関連記事として認識してもらうために、内部リンクを張って、ツリー構造を意識すると、SEO的にGOODです。
ツリー構造とは、上記のようなイメージです。
1つのキーワードから枝分かれして、派生のキーワードにつながっているため、木を模したツリー構造と呼ばれています。
具体的には、「家具 おすすめ」の記事の中で、検索ボリュームの小さい記事を、関連記事として紹介していくとOKです。
もしくは、「トピッククラスターモデル」というトピックごとにキーワード群をまとめる方法もあります。
SEO難易度の高いキーワードを「ピラーページ」として、周りの「クラスターページ」から内部リンクを張ってあげるイメージです。
上の図でいえば、黒い丸=ピラーページ、黄色い丸=クラスターページになります。
関連記事を増やして、内部リンクを設置していきましょう。
③:ロングテールキーワードを書く
検索ボリュームの多いキーワードで上位表示を狙いたいなら、ロングテールキーワードを狙うのがおすすめです。
ロングテールキーワードとは、3〜4語の単語を組み合わせた複合キーワードのことです。
目安としては、月間検索ボリューム1,000未満のキーワードですね。
ロングテールキーワードで記事を書いて、SEO難易度の高いキーワードに内部リンクを張ることで、リンクジュースを渡すことができ評価が上がります。
SEO攻略には、ロングテールキーワードで記事を書いていくのは必須です。
ロングテールキーワードについては、下記記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
>> SEOに効果的なロングテールキーワードとは?選び方のコツを解説!
SEOキーワード選定の後にやること
キーワード選定、お疲れさまでした。
次に、キーワード選定をして記事を書いた後にやるべきことをご紹介します。
①:検索順位チェックで答え合わせをする
②:定期的にキーワードを見直す
③:ビッグワード攻略は関連記事を増やす
①:検索順位チェックで答え合わせをする
SEOキーワードの検索順位をチェックしましょう。
記事公開してから1〜2ヶ月経つと、キーワードの順位変動が落ち着いてきます。このタイミングで、キーワードの検索順位を測定しましょう。
①:サーチコンソール(無料)
②:検索順位チェックツール(有料)
SEOキーワードは、Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスで測定できます。
サイドバーの「検索結果」をクリックすると、キーワードの検索順位・クリック数・CTR(クリック率)が表示されます。
「フィルタ」→「ページ」でURLを指定すると、そのページの検索順位を見れます。公開から1〜2ヶ月経った記事をチェックしてみましょう。
サーチコンソールの場合、上記のように1記事1記事、ページ指定をしてキーワード順位をチェックしないといけないので大変です。
そこで、有料の検索順位チェックツールを使うことになります。
MacユーザーはRank Tracker、WindowsユーザーはGRCがおすすめです。僕はMacユーザーなので、Rank Trackerを使っています。
Rank Trackerも含めたおすすめの検索順位チェックツールは、おすすめ検索順位チェックツール9選【無料あり】にて解説しています。
記事冒頭でご紹介した当ブログの検索順位も、Rank Trackerで測定したものです↓
Rank Trackerについては、下記記事でご紹介しているのでチェックしてみてください。
キーワードの検索順位によって、その後の対応も変わります。
今回は、3つの順位パターンで、結果の意味あいと、対応策をお伝えします。
※順位測定には、Rank Trackerを使用しています。
パターン①:50位圏外のキーワード
50位圏外の場合、キーワードの検索意図と記事の内容がズレている可能性が高いです。
※YMYLに該当するキーワードで、今のドメインパワーでは上位を取れない場合は除きます。その場合、被リンク獲得など外部対策に力を入れるべきです。
同じキーワードで新規記事を作り、古い記事→新しい記事に対して「301リダイレクト」するのがおすすめです。
>> 【WordPress】301リダイレクトする方法を解説【評価を引き継ぐ設定の仕方】
なぜなら、今の記事をリライトするより新規記事を作成してしまった方が早いからですね。
新規記事をつくるときは、「想定読者」と「検索意図」を、もう一度調べてから、記事ボリュームを増やすなど、工夫してみましょう。
パターン②:30位以内のキーワード
30位以内の場合、さらに上位表示できる可能性があります。
リライトすることで、検索順位アップが期待できます。
>> 【SEO効果】ブログをリライトする具体的なステップ3つと注意点2つ【実例つき】
うまく改善できると、10位以内を目指せるので、自信を持ちましょう。
しかし、検索ボリュームが、1,000以上だと、記事1本では上位表示は厳しい可能性があります。
この場合、ロングテールキーワードを狙いつつ、関連記事を増やして内部リンクを貼りましょう。
パターン③:10位以内のキーワード
10位以内の記事は、すでにSEO的にGOODな状態です。
残りの上位記事との戦いになるので、
・ドメインの強さ
・被リンクの数
・サイテーション
などの自分でコントロールしにくい「E-E-A-T」の領域で差がつきます。
※ドメインの強さ:Mozというツールで測れます。
※被リンク:外部のサイトから、リンクを貼ってもらうこと。
※サイテーション:サイトがネット上やSNS上で言及されること。
※E-E-A-T:経験、専門性、権威性、信頼性のこと。特に、YMYLではE-E-A-Tの高さが重視される。
まずは、30位以内と同様に、リライトして様子見しましょう。
それでも上がらないようであれば、SNSを活用して被リンクをもらったり、サイテーションで評価される施策がおすすめです。
Twitterが役に立ちますよ。
>> Twitterのフォロワーを0から増やす方法【最初にやること9つ】
②:定期的にキーワードを見直す
キーワードリストは定期的に更新しましょう。
ジャンルにもよりますが、「コンテンツ制作+リライトが1クールまわるくらい」がいいので、3~4ヶ月に1回ほどで大丈夫です。
- 新しいキーワードの発見
- 検索ニーズ/検索意図の変化
- より効果的なキーワード整理を発見する
上記のようなメリットがあります。
特に、新しいキーワードを発見できれば、他サイトよりも早く上位表示を狙うことができ、情報の新鮮度もあがります。
キーワード整理はやればやるほど上達していくので、定期的にアップデートで質を高めましょう。
③:ビッグワード攻略は関連記事を増やす
ビッグワードで上位表示したいなら、記事単体ではなく関連記事を投下していきましょう。
関連記事を書き切ったら、E-E-A-Tの向上、被リンク数の獲得、SNSでのサイテーション獲得など、コンテンツ制作以外のことにも力を入れる感じですね。
SEOキーワード選定に役立つツール
SEOキーワード選定に役立つツールを3つご紹介します。
①:ラッコキーワード
②:Ahrefs(エイチレフス)
③:Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
①:ラッコキーワード
ラッコキーワードは、キーワード調査を一括で行える便利ツールです。
①サジェストキーワード調査
②Q&Aサイト調査
③競合サイト調査
④検索ボリューム調査
⑤関連キーワード調査
1つのツールで、上記のような多様なキーワードを調査できます。
特に、今まではGoogle広告のキーワードプランナーを使っていた「検索ボリューム調査」をラッコキーワードできるようになったのは大きい変化です。
ラッコキーワードの料金プランは、下記になります。
SEO初心者の場合、「エントリープラン(月440円)」もしくは「ライトプラン(月990円)」を選んでおけば、問題なく利用できます。
ラッコキーワードは、SEO初心者にとって必須のツールです。
②:Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefsは、シンガポールに本社を置く海外企業のSEOツールです。海外の利用者が多いのですが、ツールは日本語でも使えます。
①キーワード調査
②検索ボリューム調査
③競合サイト調査
Ahrefsは被リンク分析が強みのツールなのですが、キーワード調査にも利用できます。
Ahrefsの料金プランは、下記のような感じです。
SEO初心者が導入するにはちょっと高いので、中級者〜上級者になったタイミングで導入するのがおすすめです。
③:Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggestは、無料でも使えるキーワード分析ツールです。
①キーワード調査
②検索ボリューム調査
③競合サイト調査
Ubersuggestは上記のような機能を無料で使うことができます。
しかし、1日の利用制限があるので注意です。例えば、検索ボリューム調査なら1日3回までしか使うことができず、24時間はリセットされません。
制限なしで使うには、有料プランへの変更が必要で、料金は下記です。
ラッコキーワードよりは高く、Ahrefsよりは安いといった料金設定です。
SEOキーワード選定の注意点
SEOキーワード選定の注意点を3つご紹介します。
①:検索数ゼロ、競合強すぎは避ける
②:「1検索意図1記事の原則」を守る
③:個人ブログは50〜100個を目安に
1つずつ、ご紹介していきますね。
①:検索数0、競合強すぎは避ける
このようなキーワードは選定しないようにしましょう。
①検索数0のキーワード:上位を取ってもアクセスを見込めない
②競合が強すぎるキーワード:そもそも上位を取ることができない
理由は、上記のような感じですね。
ただし、読者にとって必要不可欠なキーワードは書くようにしましょう。
例えば、クレカジャンルで記事を書いている場合、「クレジットカード おすすめ」という記事は必要になってくるはずです。
「クレジットカード おすすめ」はYMYLに該当しており、個人ブログなどの場合、検索1ページ目を取ることは不可能に近いですが、読者にとって必要なので書くという感じです。
②:1検索意図1記事の原則を守る
記事を書くときは、「1検索意図1記事の原則」を守りましょう。
「1検索意図1記事の原則」を守るべき理由は、カニバリを防げるからですね。
カニバリとは、狙ったキーワードで複数記事がランクインしてSEO評価が分散されてしまう状態を指します。
昔は「1キーワード1記事の原則」とも呼ばれていましたが、現在では、キーワードが違っても検索意図が同じであれば上位表示できます。
③:個人ブログは50〜100個を目安に
SEOキーワード選定には、時間と労力がかかります。
ジャンルによっては、キーワード数が1000を超えるなんてこともザラです。
しかし、個人ブログの場合、キーワード選定に時間と労力をかけすぎると、結果としてコンテンツ制作をせずに挫折してしまいます。
そのため、個人ブログは50〜100個のキーワード選定を第一ステップにすべきです。
例えば、優先度の高いキーワードを50個選んだら、すぐにコンテンツ制作に取り組むといったイメージですね。
50本書き終わったら、新しくキーワードを選んでいきましょう。
2回目のキーワード選定では、ブロガーとしての基礎体力が上がっているため、上手にキーワードを選べるようになっているはずです。
SEOキーワード選定のよくある質問
最後に、SEOキーワード選定についてよくある質問にお答えしていきます。
・キーワード選定におけるAI活用法は?
・競合サイトは、どのように分析する?
・メインキーワードはどうやって決める?
・キーワード選定の効果的なツールは何?
SEOキーワード選定におけるAIの活用法は?
SEOキーワード選定でAIを活用する方法は、2つあります。
①:アイデアの壁打ちとして使う(ChatGPTなど)
②:キーワードツールのAI機能を使う(ラッコキーワードなど)
①:アイデアの壁打ちとして使う(ChatGPTなど)
手順①:キーワード候補を洗い出すで解説した「思いつきでキーワードを出す」のステップで、ChatGPTやGeminiなどのAIツールを活用します。
例えば、下記のように伝えるとキーワードのアイデアをたくさん出してくれます。
◼️プロンプト
「1人暮らし向けの家具」というWEBサイトを運営しています。ターゲットは1人暮らしの会社員で、商材は家具です。SEOキーワード選定をしたいので、SEOキーワードの候補を100個あげてください。
◼️ChatGPTの回答
「1人暮らし向けの家具」のSEOキーワードを選定する際には、ユーザーが検索しそうな具体的なニーズや、家具の種類、機能性、予算、スタイルなどを考慮に入れると効果的です。以下にSEOキーワードの候補を100個挙げます。
1人暮らし家具に関連するキーワード
1人暮らし 家具 おすすめ
1人暮らし 家具 セット
1人暮らし 家具 安い
1人暮らし 家具 コンパクト
1人暮らし 家具 最低限
1人暮らし 家具 選び方
1人暮らし 家具 必要なもの
狭い部屋 家具 配置
...
このように、キーワードの洗い出しにおいて、人間だけでは取りこぼしてしまうキーワードを拾い上げることができます。
②:キーワードツールのAI機能を使う(ラッコキーワードなど)
ラッコキーワードには、AIを使って「関連キーワード」を抽出する機能がついています。
例えば、下記のようにキーワードを入れてみると、関連性の高いキーワードが出てきます。
こういった関連キーワードから、キーワード候補を広げていく感じですね。
連想ゲームに近いかもしれません。
競合サイトのキーワード選定をどのように分析する?
競合サイトのキーワード選定は、ツールを使って分析するか、目視でチェックしていくかの2通りの方法があります。
ツールを使う場合、ラッコキーワードやAhrefs(エイチレフス)が便利です。
気になる競合のドメインを入力して、どんなキーワードからアクセスを取っているか分析してみましょう。
一方、目視でチェックする場合は、競合サイトに足を運び、「人気記事ランキング」や「カテゴリー」の記事を1つずつ見ていきます。
タイトルを見れば、狙っているSEOキーワードがわかるはずです。実際にググってみて、上位に来ているかもチェックしましょう。
ググったとき、新しい競合サイトにも出会えるはずなので、メモしておくといいですよ。
「よく読まれている記事」や「おすすめ記事」は収益記事のことが多いので、キーワードをしっかりチェックしておきましょう!
メインキーワードはどうやって決めるべき?
SEOのメインキーワードは、成果が最も出るキーワードを選びましょう。
例えば、「プログラミングスクール」のジャンルでサイト運営しているのであれば、メインキーワードは「プログラミングスクール おすすめ」になるはずです。
大きいジャンルの場合、メインキーワードを複数設定できる「トピッククラスターモデル」でサイトを構成しましょう。
トピックごとに、「ピラーページ」と「クラスターページ」を設定できます。
効果的なキーワード選定のためのツールは何?
本記事でもご紹介した、キーワード選定におすすめのツールは下記です。
①:ラッコキーワード:初心者向け
②:Ahrefs(エイチレフス):上級者向け
③:Ubersuggest(ウーバーサジェスト):中級者向け
ラッコキーワードとウーバーサジェストは、無料で使えますが、制限があります。
安く済ませたいのであれば、ラッコキーワードの「エントリープラン(月440円)」もしくは「ライトプラン(月990円)」がおすすめです。
まとめ:SEOは終わりなき陣取り合戦【根気が必要】
本記事の内容をまとめます。
SEOキーワード選定のステップは、
- 手順①:キーワード候補を洗い出す
- 手順②:検索ボリュームを調査する
- 手順③:対策ページを策定する
- 手順④:「1検索意図1記事」で作成する
の4つの手順を踏みましょう。
SEOはキーワードの陣取り合戦です。
キーワードを意識せずに、どれだけ質の高い記事を書いても、アクセスは集まりません。
Googleがアップデートを行ったり、競合が増えたりと、終わりなき戦いですが、コツコツと積み上げていけば、着実に成果のあがる分野でもあります。
今回の記事を読みつつ、実際に手を動かしてみてください。
SEOに関して、コンサル依頼やお仕事のご依頼は、お問い合わせからどうぞ。