『モチベーション革命 』の要約まとめを知りたい。
できればお得に読む方法まで知れると最高。
こんな疑問にお答えします。
本書の副題は「稼ぐために働きたくない世代の解体書」です。
30代以下の「乾けない世代」と30代以上の「乾いた世代」の両方に読んでもらいたい一冊です。
ちなみに「乾けない世代」とは編集を手がける箕輪厚介さんが生み出した、30代以下の働くモチベーションが上の世代と異なる世代のことです。
ここにきて、Kindle総合1位は驚異的。ほんとずっと売れてるな。名著
— 箕輪厚介(アジア進出)死ぬこと以外かすり傷 (@minowanowa) 2017年12月23日
『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』尾原和啓https://t.co/b7AXmuE3vk @amazonJPより pic.twitter.com/Fn8KGG9Fjg
著者はマッキンゼー、リクルート、Google、TEDxからドコモ、楽天など13もの職場を経験し、現在はFringe81の執行役員を務める尾原和啓さん。
モチベーション革命
— 尾原和啓/どこ誰発売! (@kazobara) 2018年3月18日
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5分で理解できる『モチベーション革命 』の要約まとめを紹介していきます。
「kindle unlimited」の初回31日無料を利用して賢く『モチベーション革命 』を読む方法もあわせて解説しています。
『モチベーション革命 』の要約まとめ【5分で理解できます】
本書は、以下の3点に集約することができます。
- 「乾けない世代」の3つのモチベーション
- 「偏愛」こそが新しい価値を生み出す源泉
- 「自分の好き」をIkigai(生きがい)に変える
「乾けない世代」の3つのモチベーション
本書では、30代以上の世代を「乾いている世代」と定義しています。
「乾いている世代」のモチベーションは、「国」や「会社」という「大きな枠組み」によって作られていました。
自分の成長と、「国」や「会社」の成長が結びつき、「社会全体」の成長に繋がっていることを体感できたといいます。
アメリカの心理学者のマーティン・セリグマンによると、人の幸せは以下の5種類に分けられるそうです。
- 「達成(Achievement)」
- 「快楽(Positive Emotion)」
- 「良好な人間関係(Relationship)」
- 「意味合い(Meaning)」
- 「没頭(Engagement)」
「乾いている世代」の幸せの源は目標をクリアすることで得られる「達成」にあります。
「快楽」を享受するために「達成」することで幸せを最大に感じるという仕組みです。
例えば、会社で目標達成してボーナスを稼ぎ、稼いだお金で贅沢品を購入したり、いい女と遊ぶといった具合です。
一方で、「乾けない世代」は「良好な人間関係」「意味合い」「没頭」の3つの幸せをモチベーションの源泉とすることが特徴です。
「良好な人間関係」は人の幸せを感じる基盤です。
「意味合い」は自分のやっている仕事が大きな文脈の中で誰かに貢献できているという感覚です。
「没頭」は自分の行動に基準を設けて、成長を繰り返す行為です。
現代は、個人の成長と「国」や「会社」、「社会全体」の成長の結びつきを感じるのは困難です。
だからこそ「乾けない世代」は「良好な人間関係」「意味合い」「没頭」の3つを重視します。
「これをやれば成功する」という黄金律がない時代だからこそ、自分だけにしかできないことを突き詰め、楽しみをお金に換えていくことができる「乾けない世代」は強いのです。
出典元:尾原和啓 『モチベーション革命 』第1章より
「偏愛」こそが新しい価値を生み出す源泉
これからの時代はAI(人工知能)が人間の仕事を置きかえていくと言われています。
僕個人としては人間がする必要のない仕事をAIがやってくれるのなら、創造的なことに集中できるので幸せだと思っています。
AIが一般化した未来では、人間の価値=AIにできないことになります。
人工知能に代替できないもの=人間の「嗜好性」であると本書では書かれています。
人間の「嗜好性」とは、「誰になんて言われようと自分はこれが好きだ」という偏愛のことです。
日本の人工知能の権威、東大の松尾豊教授が、こんな話を聞いたそうです。「昔の資本は筋肉でした。肉体労働を集約できることが強かった。それが蒸気機関の発明で追いやられて、今の資本は頭脳になった。そして頭脳は人工知能によって効率的な仕事に追いやられて、次の資本は非効率を産業としていく嗜好になっていくのです」。これを受けて教授は「自分が何を好むのかという情報はこれから価値になります」と語っています。
出典元:尾原和啓 『モチベーション革命 』第2章より
自分の好み=「嗜好性」に関する情報が価値になるということです。
つまり、自分の好きを理解して、好きに「没頭」できる人が価値を生み出していくわけです。
先の見えない、この変化の時代において間違いなく言えること。それは、一見非効率に見える人間の「好き」を突き詰めて、その「好き」に共感する人が「ありがとう」とお金を払ってくれる〝偏愛・嗜好性の循環〟こそが、残っていくということです
出典元:尾原和啓 『モチベーション革命 』第2章より
一方で、自分の好きがわからない人は価値を生み出しにくくなります。
「自分の好き」をIkigai(生きがい)に変える
自分の好きが誰かにとって「新しい意味」を提供する源泉となるとすれば、自分の「好き」や「歪み」はどのように育てていけばいいのでしょうか。
尾原さんは以下のように述べています。
まずはアウトプットを目的とせずに、ただひたすら「没頭」すること、だと思います。
(中略)
「乾けない世代」の特徴である、「自分が頑張る意味が持てるもの」に「自分が好きな人達」と「とことんハマる」ことを重要視する。金銭や物理的な報酬とは関係なく〝自分の好き〟を追求するという姿勢はこれからとても大事であることが分かってきています
出典元:尾原和啓 『モチベーション革命 』第4章より
自分が大変だと感じない「好きなこと」で、他の人にとって「苦労しないとできないこと」が一致していることを見つけらると「好きが仕事になる」きっかけを作れます。
本書の最後では、「好き」を人生の柱である「生きがい」まで変えていく方法が紹介されています。
Ikigai(生きがい)とは、「That which you love(あなたが大好きなこと)」「That which the world needs(世界が必要としていること)」「That which you can be paid for(あなたが稼げること)」「That which you are good at(あなたが得意なこと)」の4つの点が交わるところに生み出されるものです。
出典元:尾原和啓 『モチベーション革命 』第4章より
没頭しているうちに「好き」が「得意」変わり、誰かのために提供されることで「稼ぎ」に変わり、誰かの母数が増えて「世界に必要とされること」に変化するそうです。
そのような「ライフワーク」が見つかるまでは「ライスワーク」を地道に続けるのが現実的な手段です。
「ライスワーク」が終わって帰宅後に「ライフワーク」を見つける時間を取りましょう。
『モチベーション革命 』の基本情報
本書の著者・キーワード・引用・参考文献を紹介します。
『モチベーション革命 』の著者
『モチベーション革命 』の著者は尾原和啓さんです。
IT批評家・藤原投資顧問シニアアドバイザー。1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用人工知能論講座修了。阪神・淡路大震災時の避難所ボランティアの経験から、仕組みやプラットフォームに強い興味を抱く。マッキンゼー・アンド・カンパニー、リクルート、Google、楽天などを経て現職。インドネシア・バリ島在住
『どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール』
『ITビジネスの原理』
『ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?』
『モチベーション革命 』
『モチベーション革命 』のキーワード・引用
✔️「MITが重視する学びの4つのP」
MITメディアラボでは、学ぶときに4つのPを重視しています。
Project(一定期間で共通の目的を達成するプロジェクト)
Peer(共に歩む仲間)
Passion(熱い熱意)
Play(遊び心)
「新しい意味を作っていく創造的」なことは楽しみながら歩んだほうがずっといいのです。
✔️「VUCAの時代」
時代は変化することが当たり前となりました。昨今の米国では、このことを「VUCA」の時代と呼んでいます。これは米国軍事大学が提唱しはじめた造語で、Volatility(変動が大きく)Uncertainty(不確実で)Complexity(複雑に絡み合い)Ambiguity(曖昧)
✔️「4つの革命」
ひとつめは、「グローバル革命」です。今まで、日本人は国内だけで比較されていたのが、今はインドネシア人やナイジェリア人とも比較されるようになり、加速的に成長している国の若者達がライバルとして追いかけてくる状況に立たされている。
2つめの「インターネット革命」が、これをさらに加速させました。インターネットによって、何かコミュニケーションをしたり、発信するときにかかる時間と距離がゼロになってしまったのです。
次に到来するのが「人工知能革命」です。「アメリカの仕事をフィリピンが持っていった」とか、「今度はベトナムが台頭してきた」、なんて国同士で戦っているうちに、ロボットがそれらの仕事を横からさらっていく。これは、この章でもすでにお話ししていますね。
落合さんは、これらに加え、「実世界指向革命」が来ると言っています。デジタルの特性を活かして、物質的な世界も自分好みに変革させられる時代がきます。
『モチベーション革命 』の参考文献
『ポジティブ心理学の挑戦〝幸福〟から〝持続的幸福〟へ』マーティン・セリグマン(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
『超AI時代の生存戦略』落合陽一(大和書房)
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう新版ストレングス・ファインダー2.0』(日本経済新聞出版社)
『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則──「ジャイアントキリング」の流儀』仲山進也(講談社)
『偏愛マップ──キラいな人がいなくなるコミュニケーション・メソッド』斎藤孝(NTT出版)
『40歳が社長になる日』岡島悦子(幻冬舎NewsPicksBook)
『突破するデザインあふれるビジョンから最高のヒットをつくる』ロベルト・ベルガンティ(日経BP社)
『ウェブ時代をゆく──いかに働き、いかに学ぶか』梅田望夫(ちくま新書)
『モチベーション革命 』を無料で読む方法
『モチベーション革命 』のお得情報は以下の2つです。
- 「はじめに」はnoteで無料公開されている
- 「kindle unlimited」の初回30日無料を利用する
その①:「はじめに」はnoteで無料公開されている
『モチベーション革命 』の「はじめに」は箕輪編集室・公式のnoteに無料で公開されています。
モチベーション革命 はじめに無料公開|met2017|note(ノート) https://t.co/oyynUB2TuQ
— 箕輪厚介(アジア進出)死ぬこと以外かすり傷 (@minowanowa) 2017年9月27日
その②:「kindle unlimited」の初回30日無料を利用する
『モチベーション革命 』は「kindle unlimited」の読み放題の対象作品です。
Amazonが提供している、対象の電子書籍が月額980円で読み放題になるサービスです。
通常は月額980円で「読み放題」を楽しめます。
初めて「kindle unlimited」に登録される方は30日間無料になるので、実質無料で『モチベーション革命 』を読めます。
※無料トライアルはいつ終了するか分からないのでお早めに。
(登録は1分ほどで完了できます。)
というわけで、今回は『モチベーション革命 』の要約まとめを紹介しました。
モチベーション革命以外にも、魅力的な本がたくさん読み放題になるので、「kindle unlimited」の30日無料トライアルを試してみましょう。
読みやすい文章で、2時間ほど読める書籍なので気軽に見てみてください。
ではでは。