ブログで商品を売るには、セールスライティングが重要って聞いたけど、セールスライティングのコツって何?わかりやすく教えてほしい!
こんな疑問にお答えします。
・セールスライティング利用シーン
・セールスライティングのコツ5つ
・セールスライティングのおすすめ本
この記事を書いている僕はブログ歴6年です。副業でブログを始めて1年で月100万円を達成し、現在はブログで生計を立てています。
今回は、ブログの売上UPにつながる、セールスライティングのコツ5つについて、お話ししていきます。
実際、はじめは月3,000円の収益だった僕が、現在ブログで月300万円ほど稼げているのも、このセールスライティングという技術を活用しているからです。
先に結論を書いておくと、下記がセールスライティングのコツ5つとなります。
①:「商品のベネフィット」を訴求する
②:「5つの動機づけ」で購買意欲を喚起する
③:読者の「コア・コンプレックス」を理解する
④:理想の未来と、達成するための手段を提示する
⑤:いま買うべき理由を提示し、読者の背中を押す
上記をマスターすれば、文章でモノを売ることできるようになります。
セールスライティングを身につけて、ブログやサイトの売上を伸ばしたい方は、最後までじっくりと読んで実践してみてください。
それでは、「まとめ」のところでまたお会いしましょう。
セールスライティングとは?
まずは、セールスライティングの定義と、コピーライティングとの違いについて、ご説明していきます。
文章でモノを売る技術のこと
セールスライティングとは、文章でモノを売る技術のことです。
セールスライティングという言葉を、イメージするのにちょうどいいのは、セールストークと比較することですね。
話して売るのか?書いて売るのか?という違いはあれど、「お客さんの心を動かして商品購入してもらう技術」としては共通しています。
セールスライティングとは、そのような、文章でモノを売る技術のことです。
コピーライティングとの違い
セールスライティングと比較されるのが「コピーライティング」です。
コピーライティングは「宣伝や広告に幅広く使われる技術」で、セールスライティングは「商品販売に特化している技術」のことですね。
2つの定義としては、下記となります。
- コピーライティング:読み手の心を言葉で動かす技術
- セールスライティング:文章でモノを売る技術
例えば、テレビCMや雑誌などにはコピーライティングが主に使われており、アフィリエイト記事にはセールスライティングが主に使われています。
両者の違いは、使われる目的にあります。
セールスライティングが効果を発揮する場面
セールスライティングとは、どんなタイミングで使うべきなのでしょうか?
①:LP(ランディングページ)
②:DM・ハガキ・メルマガ
③:アフィリエイト記事
④:X・インスタ・TiktokなどのSNS
⑤:Youtube動画
それぞれについて、簡単にご紹介しますね。
①:LP(ランディングページ)
1つ目は、LP(ランディングページ)です。
LPとは、商品やサービスの申し込みを目的とした、ユーザーにアクションしてもらうために作られた、1ページのWEBページになります。
ゴールが「商品の申し込み」なので、セールスライティングと相性がいいです。
業界や商材によりまが、LPのコンバージョン率が1%を下回っているようであれば、セールスライティングで2%以上は目指せるかなと思います。
②:DM・ハガキ・メルマガ
2つ目は、DM(ダイレクトメール)・ハガキ・メルマガです。
顧客リストに対して、ハガキ・メルマガで新商品やキャンペーン情報をお届けする場合にも、セールスライティングが効果を発揮します。
こちらは、「商品情報のクリック」や「QRコードの読込」、「LPへの遷移」がゴールになり、読者の背中を押すセールスライティングと相性がよいです。
最近では、メルマガだけでなく公式LINEやインスタなども含まれるようになってきました。
③:アフィリエイト記事
3つ目は、アフィリエイト記事です。
ブログ記事の中で、アフィリエイト広告のクリック率を高めるときに、セールスライティングが効果を発揮してくれます。
冒頭でも書きましたが、僕はセールスライティングのおかげで、月100万円以上のアフィリエイト報酬を得られるようになりました。
アフィリエイト広告の訴求を控えめにしてしまうブロガーさんは多いので、ぜひ取り入れてみましょう。
④:X・インスタ・TiktokなどのSNS
4つ目は、X・インスタ・TiktokなどのSNSです。
SNSでアフィリエイトをしたり、自社サービスの申し込みを狙っている人は、短い文章の中でフォロワーの心を動かしてアクションしてもらう必要があります。
そんな時にも、セールスライティングは活躍してくれるのです。
フォロワー数は増えてきたけど、全然商品が売れないという人は、セールスライティングを活用してみましょう。
⑤:Youtube動画
5つ目は、Youtube動画です。
テキストメディアだけでなく、動画であったとしてもセールスライティングは効果を発揮してくれます。
台本を書く段階でセールスライティングを入れることで、視聴者のアクションを変えるのです。
視聴維持率を高めるための工夫をされている方は多いですが、セールスの文言を工夫しているクリエイターは少ないような気がします。
売上UPするセールスライティングのコツ5つ
ここまで、セールスライティングの定義や、メリット・デメリットをご紹介してきました。
続いては、セールスライティングのコツ5つを解説していきます。
コツ①:「商品のベネフィット」を訴求する
コツ②:「5つの動機づけ」で購買意欲を喚起する
コツ③:読者の「コア・コンプレックス」を理解する
コツ④:理想の未来と、達成するための手段を提示する
コツ⑤:いま買うべき理由を提示し、読者の背中を押す
コツ①:「商品のベネフィット」を訴求する
商品には、機能とベネフィットがあります。
- 機能:客観的な事実
- ベネフィット:商品の効能
簡単に2つを説明すると、上記のような説明になります。
コーヒー豆を具体例として、機能とベネフィットの両面で説明してみますね。
あなたがビジネスマンだとすれば、後者の方が商品に魅力を感じませんか?
相手にとってのベネフィットは何か、ターゲットの立場になって考えてみましょう。
同じ商品でも、相手にとってどんなベネフィットがあるのかを説明できれば、魅力を感じてもらうことができます。
コツ②:「5つの動機づけ」で購買意欲を喚起する
『セールスライティング・ハンドブック』という本で紹介されている、5つの動機づけをすることで、読者の購買意欲を喚起することができます。
①注意を引く:
ベネフィットを提示して、読者を本文に引き込む②必要性を示す:
なぜその商品が必要なのか、その理由を読み手に示す③その商品やサービスがニーズをみたし、問題の解決策となることを示す:
商品の必要性を理解した読者に、商品がニーズを満たして問題を解決することを示す④広告の商品に、広告で謳っているとおりの利点があることを証明する:
競合商品との比較、ユーザーのレビュー、販売元の権威性、実験データなどを示す⑤行動を促す:
出典:セールスライティング・ハンドブック
読者の背中を押す、特典やサンプルを用意してまず体験してもらうことが重要
読者は、AIDA理論と呼ばれる「注意→興味→欲求→行動」の順番で購買行動を起こす、ということを覚えておきましょう。
行動までの各ステップを上手に運んであげることが重要です。
コツ③:読者の「BFDフォーミュラ」を理解する
こちらも、『セールスライティング・ハンドブック』で紹介されている、見込み顧客の分析方法です。
- 信念(Belief):買い手は何を信じているだろうか?
- 感情(Feeling):買い手はどんな風に感じているのか?
- 願望(Desire):買い手は何を求めているのか?
上記の3つの頭文字をとって、BFDフォーミュラと名付けられています。
例えば、先ほどのコーヒー豆の想定読者(会社員・WEBマーケター)を、BFDフォーミュラで分析してみましょう。
上記のような特徴を持っているWEBマーケターには、
「専門家が監修!仕事の生産性を1.8倍UPさせる、朝活用のスペシャリティーコーヒー」
などを提供すると、刺さりそうですよね。
あまり誇大広告のような文言は使わず、著名人が利用した口コミを合わせて訴求すると、購入のハードルが下がりそうです。
このように、BFDフォーミュラを利用して、ターゲットに合わせた訴求方法を考えてみましょう。
コツ④:理想の未来と、達成するための手段を提示する
セールスライティングでは、読者に「理想の未来を提示すること」と「それを達成するための手段を示すこと」をセットで書くことの大事です。
「毎朝1杯コーヒーを飲むだけで、仕事の生産性が1.8倍UPして、エース社員として活躍できます。給料も上がり、人生が好転します。」
といった理想の未来を提示します。
「上記の未来を手に入れるために、サービスAを利用しましょう。サービスAは、あなたの体に合った最適なコーヒー豆を毎月送ってくれます。初月無料です。」
と言われたら、ちょっと興味が湧きますよね?
理想の未来を読者の頭の中に浮かべてもらいい、「そのための最適な手段がコレです!」と提示することで心を動かすことができます。
このように、理想の未来を提示しましょう。
コツ⑤:いま買うべき理由を提示し、読者の背中を押す
最後は、今買うべき理由を提示することで、読者の背中を押してあげましょう。
ですから、下記のように4つのクロージング方法を活用して、背中を押してあげましょう。
①簡便性(早い・簡単):
例)コーヒー診断を、たった3分受けるだけ②希少性(個数・期限):
例)コーヒーの無料診断は、先着100名さま限定です③特典(プレミアム性):
例)今ならコーヒーフィルターが無料で30枚ついてきます④保証:
出典:10倍売れるWebコピーライティング
例)商品に不満があれば、全額返金保証がついています
上記の4つを使えば、効果的にコンバージョンを狙えます。
アフィリエイトの場合、商品によってクロージング方法が変わってきます。
広告主のLPをチェックして、どのクロージング方法が使えか、必ずチェックしておきましょう。
セールスライティングのチェックリスト10個
10のチェックリストを確認することで、セールスライティングが上手にできているか、確認してみましょう。
- 「ベネフィット」を訴求しているか?
- 「5つの動機づけ」で購買意欲を換気しているか?
- 「BFDフォーミュラ」で心理を把握しているか?
- 「理想の未来」と「達成の手段」を示しているか?
- 「簡便性・希少性・特典・保証」の4つのクロージングはできているか?
- 広告リンクの視認性は低くないか?
- 無理やり押し売りしていないか?
- 誇大広告やウソを書いてはいないか?
- 読者目線で買いたいと思えるか?
- 家族や友だちに見せられる内容か?
上記すべてでYESと答えられたら、セールスライティングの効果は出てきます。
読者と商品をしっかりと分析すれば、、売れるセールスライティングができるはずです。
セールスライティングにおすすめの本3冊
セールスライティングを学ぶのにおすすめの本を3冊ご紹介します。
①:10倍売れるWebコピーライティング
②:セールスライティング・ハンドブック
③:コピーライティング技術大全
①:10倍売れるWebコピーライティング(技術評論社)
1冊目は、『10倍売れるWebコピーライティング』です。
株式会社ルーシー運営のWEBメディアバズ部が書いている本でして、記事でご紹介した「簡便性・希少性・特典・保証」の4つのクロージングが紹介されています。
ページ数が少なく、セールスのエッセンスが凝縮された1冊です。
今すぐ使えるテンプレートも載っているので、「本書を読む→セールス文を書いてみる」という実践的な使い方をしてみましょう。
タイトルはWebコピーライティングですが、セールスライティングに必要なことが詰め込まれている1冊です。
②:セールスライティング・ハンドブック(翔泳社)
2冊目は、『セールスライティング・ハンドブック』です。
広告の父と呼ばれるデイヴィッド・オグルヴィが推薦している1冊で、DM・パンフレット・CM・メルマガ・LP・アフィリエイトに通用するセールスが学べます。
セールスライティングは相手の心を動かす技術なので、ブログに限らずいろんな場所で応用することができます。
とにかく本書を読みながら実践してみて、反応をみながら学んでいくのが最速での成長に繋がりますよ。
③:コピーライティング技術大全(ダイヤモンド社)
3冊目は、『コピーライティング技術大全』です。
経営コンサルタントの神田昌典さんが書いた本で、LPに効果的なセールス手法「PASBECONAの法則」がわかりやすく解説されています。
東証プライム市場上場の北の達人コーポレーション社長、木下勝寿氏も推薦する1冊です。
北の達人はEC事業で成り上がった企業であり、その社長の木下さんが
「“いい文章を書く技術"の本ではなく“ネットで最も成果を上げるためのコピーライティング"に特化している内容」
と言っているので、間違いのない本だということがわかります。
LPの構成に悩んでいる人は、この本を読むと方向性が見えてくると思います。
セールスライティングを書くときの注意点
魅力的なセールスライティングにも、注意点が存在します。
①:押し売りになると全然商品が売れない
②:読者の心理が分からないと効果が発揮されない
③:セールスライティング=胡散臭いというイメージがある
セールスライティングは、あくまでも読者のなかにあるニーズを刺激して、行動を促すテクニックです。
読者にメリットがないのに商品をゴリ押しするなど、押し売りするとマイナス効果になります。
ターゲットの心理を事前にリサーチして、効果的なセールスライティングを行いましょう。
読み手が「押し売り感」を感じてしまうと、逆効果です。
下記では、「気づいたらクリックしていた」となるようなセールスライティングを解説しますね。
まとめ:セールスライティングという魔法の力を手に入れよう
最後まで、本記事をお読みいただきありがとうございます。
今回は、セールスライティングのコツについて、本を引用しながら解説してきました。
いま、あなたは「なんとなく自分でもできる気がする!」と思っているはずです。
セールスライティングは「文章で商品を売る技術」なので、訓練すれば誰でも身につけられます。
この記事を読み終えたら、すぐにブログやSNSで実践してみましょう。
この記事をブックマークしつつ、まずは文字を書くところから始めることで、やり方を含めて定着させられるはずです。
今回は以上です。